この作業は、クラスタのディスクパスを監視するときに行います。
DPM は、Sun Cluster 3.1 9/04 ソフトウェア より前にリリースされたバージョンが動作するノードではサポートされません。ローリングアップグレードが行われているときには DPM コマンドを使用しないでください。すべてのノードをアップグレードしたら、DPM コマンドを使用する前にこれらのノードをオンラインにする必要があります。
クラスタ内にある任意のノード上でスーパーユーザーになります。
scdpm コマンドを使ってディスクパスを監視します。
# scdpm -m node:disk path |
node:disk path 引数の命名規則については、表 4–6 を参照してください。
ディスクパスが監視されているか確認します。
# scdpm -p node:all |
次の例では、単一ノードから schost-1:/dev/did/rdsk/d1 ディスクパスを監視します。ディスク /dev/did/dsk/d1 へのパスを監視するのは、ノード schost-1 上の DPM デーモンだけです。
# scdpm -m schost-1:d1 # scdpm -p schost-1:d1 schost-1:/dev/did/dsk/d1 Ok |
次の例では、すべてのノードから schost-1:/dev/did/dsk/d1 ディスクパスを監視します。DPM は、/dev/did/dsk/d1 が有効なパスであるすべてのノードで起動されます。
# scdpm -m all:/dev/did/dsk/d1 # scdpm -p schost-1:d1 schost-1:/dev/did/dsk/d1 Ok |
次の例では、デーモンが CCR からディスク構成を読み直し、監視されているディスクパスをそのステータスとともに出力します。
# scdpm -m all:all # scdpm -p all:all schost-1:/dev/did/dsk/d4 Ok schost-1:/dev/did/dsk/d3 Ok schost-2:/dev/did/dsk/d4 Fail schost-2:/dev/did/dsk/d3 Ok schost-2:/dev/did/dsk/d5 Unmonitored schost-2:/dev/did/dsk/d6 Ok |