次に、scsetup ユーティリティを使用して、定足数デバイスのノードリストにノードを追加したり、ノードリストからノードを削除する例を示します。この例では、定足数デバイスの名前は d2 であり、この手順の最終目的は別のノードを定足数デバイスのノードリストに追加することです。
[クラスタ内の任意のノードでスーパーユーザーになる]
[変更したい定足数デバイス名を判別する:]
# scconf -p | grep "定足数"
定足数デバイス: d2
定足数デバイス名: d2
定足数デバイス投票権: 1
有効な定足数デバイス: yes
定足数デバイス名: /dev/did/rdsk/d2s2
定足数デバイスのホスト(有効): phys-schost-1 phys-schost-2
定足数デバイスのホスト(無効):
[ユーティリティを実行する:]
# scsetup
1 を入力 (定足数).
2 を入力 (定足数ディスクを削除)。
プロンプトが表示されたら、質問に答える。
項目: 例:
定足数デバイス名 d2
[scconf コマンドが正常に終了したことを確認する:]
scconf -r -q globaldev=d2
コマンドの実行が正常に終了しました。
1 を入力 (定足数).
1 を入力 (定足数ディスクを追加)。
プロンプトが表示されたら、質問に答える。
項目: 例:
定足数デバイス名 d2
[scconf コマンドが正常に終了したことを確認する:]
scconf -a -q globaldev=d2
コマンドの実行が正常に終了しました。
scsetup ユーティリティを終了する
[正しいノードが定足数デバイスに接続されることを確認する。
この例では、ノード phys-schost-3 が有効ホストリスト
に追加されていることを確認する]
# scconf -p | grep "定足数"
定足数デバイス: d2
定足数デバイス名: d2
定足数デバイス投票権: 2
有効な定足数デバイス: yes
定足数デバイス名: /dev/did/rdsk/d2s2
定足数デバイスホスト(有効): phys-schost-1 phys-schost-2
phys-schost-3
定足数デバイスホスト(無効):
[変更した定足数デバイスがオンラインであることを確認する]
# scstat -q
-- デバイスによる定足数の投票数 --
デバイス名 現在の数 可能な数 状態
----------- ------- ------- ------
デバイスの投票数: /dev/did/rdsk/d2s2 1 1 オンライン
[定足数デバイスが削除されたことを確認する:]
# scstat -q
-- 定足数の概要 --
可能な定足数投票: 4
必要な定足数投票数: 3
現在の定足数投票数: 4
-- ノードによる定足数の投票数 --
ノード名 現在の数 可能な数 状態
--------- ------- ------- ------
ノードの投票数: phys-schost-1 1 1 Online
ノードの投票数: phys-schost-2 1 1 Online
-- デバイスによる定足数の投票数 --
デバイス名 現在の数 可能な数 状態
----------- -------- ------- ------
デバイスの投票数: /dev/did/rdsk/d3s2 1 1 Online
デバイスの投票数: /dev/did/rdsk/d4s2 1 1 Online
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