クラスタインターコネクト上で動的再構成 (DR) を実行するときには、いくつかの問題を考慮する必要があります。
Solaris の DR 機能の説明で述べられているすべての必要条件、手順、制限は Sun Cluster の DR サポートにも適用されます (オペレーティング環境での休止操作をしない場合を除く)。したがって、Sun Cluster ソフトウェアで DR 機能を使用する前に、必ず、Solaris の DR 機能についての説明を参照してください。特に、DR Detach 操作中に、ネットワークに接続されていない入出力デバイスに影響する問題について確認してください。
Sun Cluster は、アクティブなプライベートインターコネクトインタフェース上で実行された DR ボード削除操作を拒否します。
DR のボード削除操作によってアクティブなプライベートインターコネクトインタフェースに影響がある場合には、Sun Cluster は操作を拒否し、操作によって影響を受けるインタフェースを特定します。
Sun Cluster の個々のクラスタノードには、他のすべてのクラスタノードに対する有効なパスが、少なくとも 1 つは存在していなければなりません。したがって、個々のクラスタノードへの最後のパスをサポートするプライベートインターコネクトインタフェースを無効にしないでください。
パブリックネットワークインタフェース上で DR 操作を実行するときは、次の手順をその順番どおりに行います。
表 6–2 Task Map: パブリックネットワークインタフェースでの動的再構成
作業 |
参照箇所 |
---|---|
1. アクティブなインターコネクトからインタフェースを無効にして削除 | |
2. パブリックネットワークインタフェース上で DR 操作を実行 |
「Solaris 8 on Sun Hardware」コレクションと「Solaris 9 on Sun Hardware」コレクションの『Sun Enterprise 10000 DR 構成マニュアル』と『Sun Enterprise 10000 Dynamic Reconfiguration リファレンスマニュアル』 |