Sun Cluster データサービス開発ガイド (Solaris OS 版)

Agent Builder 画面

Agent Builder は 2 つのステップ (画面) からなるウィザードです。Agent Builder では、次の 2 つの画面を使用して、新しいリソースタイプを作成します。

  1. 作成この画面では、作成するリソースタイプの基本的な情報 (その名前や生成するファイルの作業ディレクトリなど) を指定します。 作業ディレクトリは、リソースタイプテンプレートの作成や構成に使用する場所です。作成するリソースの種類 (スケーラブルまたはフェイルオーバー) 、ベースアプリケーションがネットワーク対応かどうか (つまり、ネットワークを使用してクライアントと通信するかどうか)、生成するコードのタイプ (C、Korn シェル (ksh) または GDS) も指定できます。GDS の詳細は、第 10 章「汎用データサービス」を参照してください。この画面の情報はすべて必須です。入力を終えたら「作成」を選択してその出力を生成します。この後「構成」画面を表示できます。

  2. 構成この画面には完全なコマンド行を指定します。通常は、任意の UNIX® シェルに渡すことによって基本アプリケーションを起動できるものを指定します。オプションとして、アプリケーションを停止するコマンドや検証するコマンドも提供できます。これらのコマンドを指定しないと、生成される出力は、信号を送信してアプリケーションを停止し、デフォルトの検証メカニズムを提供します。検証コマンドの説明は、「構成画面の使用」を参照してください。また、この画面では、上記の各コマンドのタイムアウト値も変更できます。