SunPlex Agent Builder のコマンド行インタフェース

SunPlex Agent Builder のコマンド行インタフェースでも、グラフィカルユーザーインタフェースで使用できるのと同じ機能を使用できます。コマンド行インタフェースは scdscreate と scdsconfig コマンドからなります。詳細は、scdscreate(1HA) と scdsconfig(1HA) のマニュアルページを参照してください。

コマンド行バージョンの Agent Builder を使用して GDS ベースのサービスを作成する方法

この節では、「SunPlex Agent Builder を使って GDS ベースのサービスを作成」 と同じ手順を、コマンド行インタフェースを使ってどのように行うかについて説明します。

1. スーパーユーザーになるか、同等の役割になります。

2. サービスを作成します。

   フェイルオーバーサービスの場合:

   # scdscreate -g -V NET -T app -d /export/wdir

   スケーラブルサービスの場合:

   # scdscreate -g -s -V NET -T app -d /export/wdir

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   注 –

   -d パラメータは任意です。このパラメータを省略すると、現在のディレクトリが作業ディレクトリになります。

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3. サービスを構成します。

   # scdsconfig -s "/export/app/bin/start" -t "/export/app/bin/stop" \ -m "/export/app/bin/probe" -d /export/wdir

   プロパティ変数を指定できます。プロパティ変数については、「プロパティ変数」を参照してください。

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   注 –

   start コマンドだけが必須で、他のパラメータはすべて任意です。

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4. 完成したパッケージをクラスタのすべてのノードにインストールします。

   # cd /export/wdir/NETapp/pkg # pkgadd -d . NETapp

5. pkgadd によって以下のファイルがインストールされます。

   /opt/NETapp /opt/NETapp/README.app /opt/NETapp/man /opt/NETapp/man/man1m /opt/NETapp/man/man1m/removeapp.1m /opt/NETapp/man/man1m/startapp.1m /opt/NETapp/man/man1m/stopapp.1m /opt/NETapp/man/man1m/app_config.1m /opt/NETapp/util /opt/NETapp/util/removeapp /opt/NETapp/util/startapp /opt/NETapp/util/stopapp /opt/NETapp/util/app_config

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   注 –

   マニュアルページとスクリプト名は、上で入力したアプリケーション名の前にスクリプト名を付けたものです。たとえば、startapp のようになります。

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   マニュアルページを表示するには、マニュアルページへのパスを指定する必要があります。たとえば、startapp(1M) のマニュアルページを表示する場合は、次のように指定します。

   # man -M /opt/NETapp/man startapp

6. クラスタのいずれかのノードでリソースを構成し、アプリケーションを起動します。

   # /opt/NETapp/util/startapp -h logicalhostname -p port_and_protocol_list

   startapp スクリプトの引数は、リソースのタイプがフェイルオーバーかスケーラブルかで異なります。カスタマイズしたマニュアルページを検査するか、startapp スクリプトを引数なしで実行して引数リストを表示してください。

   # /opt/NETapp/util/startapp The resource name of LogicalHostname or SharedAddress must be specified. For failover services: Usage: startapp -h logicalhostname -p port_and_protocol_list [-n ipmpgroup/adapter_list] For scalable services: Usage: startapp -h shared_address_name -p port_and_protocol_list [-l load_balancing_policy] [-n ipmpgroup/adapter_list] [-w load_balancing_weights]