Sun Cluster データサービス開発ガイド (Solaris OS 版)

リソースタイプ

リソースタイプは、クラスタ上で実行されるソフトウェアアプリケーション、アプリケーションをクラスタリソースとして管理するために RGM がコールバックメソッドとして使用する制御プログラムおよびクラスタの静的な構成の一部を形成するプロパティセットからなります。RGM は、リソースタイププロパティを使って特定のタイプのリソースを管理します。


注 –

リソースタイプは、ソフトウェアアプリケーションだけでなく、その他のシステムリソース (ネットワークアドレスなど) も表します。


リソースタイプの開発者は、リソースタイププロパティを指定し、その値をリソースタイプ登録 (RTR) ファイルに設定します。RTR ファイルの形式は、「リソースとリソースタイププロパティの設定」rt_reg(4) のマニュアルページの記述に従い、明確に定義されています。リソースタイプ登録ファイルの例については、「リソースタイプ登録ファイルの定義」を参照してください。

「リソースタイププロパティ」 に、リソースタイププロパティのリストを示します。

クラスタ管理者は、リソースタイプの実装と実際のアプリケーションをクラスタにインストールし、登録します。さらに登録手順で、リソースタイプ登録ファイルの情報をクラスタ構成に入力します。データサービスの登録手順については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』を参照してください。