必要に応じ、Sun Cluster HA for NetBackup を実行しない NetBackup クライアントをクラスタ上で構成できます。このためには、次の方法を使用してください。
各ノードを個別の NetBackup クライアントとして構成する – 任意のノードを使用してクラスタファイルシステム上のファイルをバックアップできます。特定のノードの NetBackup クライアント名を使用することにより、そのノードにローカルなファイルをバックアップできます。
1 つの論理ホスト名リソースを NetBackup クライアントとして構成する – クラスタ上の複数の論理ホスト名リソースを NetBackup クライアントとして構成することはできません。また、論理ホスト名リソースを NetBackup クライアントとして構成した場合は、その論理ホスト名の主ノードとなり得るノードを NetBackup クライアントとして構成することもできません。
1 つの論理ホスト名リソースを NetBackup クライアントとして構成するには、次の作業を行なってください。
次に示すように、論理ホスト名リソースの主ノードになり得るすべてのノードでファイル /usr/openv/netbackup/bp.conf を変更し、CLIENT_NAME が logical-hostname-resource と同じになるようにします。
CLIENT_NAME = logical-hostname-resource |
論理ホスト名リソースの主ノードになり得るすべてのノードで、/usr/openv/netbackup/bp.conf ファイルに次のエントリを追加します。
REQUIRED_INTERFACE = logical-hostname-resource |
REQUIRED_INTERFACE がすでに存在する場合は、logical‐hostname‐resource と等しくなるようにエントリを変更してください。
たとえば、論理ホスト名リソースの名前が schost-1 の場合、変更後のファイルには次のエントリが含まれます。
SERVER = nb-master SERVER = slave-1 CLIENT_NAME = schost-1 REQUIRED_INTERFACE = schost-1 |