Sun Cluster Data Service for SAP DB ガイド (Solaris OS 版)

親カーネルプロセスが異常終了した場合には SAP DB データベースインスタンスを強制的に再起動

デフォルトでは、親カーネルプロセスが異常終了しても、SAP DB 障害モニターは SAP DB データベースインスタンスを再起動しません。SAP DB データベースインスタンスは、親カーネルプロセスなしでも動作を続けることができます。この状況で SAP DB データベースインスタンスを再起動すると、SAP DB データベースインスタンスが使用不能になることがあります。したがって、SAP DB データベースインスタンスを強制的に再起動するのは、親カーネルプロセスの機能が必要な場合だけに限るべきです。ログ履歴の完全性を維持する機能はその例です。

親カーネルプロセスの異常終了時に SAP DB データベースインスタンスを強制的に再起動する場合は、SUNW.sapdb リソースの Restart_if_Parent_Terminated 拡張プロパティに SUNW.sapdb リソースを指定します。