Sun Cluster Data Service for SAP liveCache ガイド (Solaris OS 版)

ノードを準備する

次の手順で、Sun Cluster HA for SAP liveCache をインストールして構成するための準備を行います。

  1. すべてのノードでスーパーユーザーになります。

  2. /etc/nsswitch.conf ファイルを構成します。

    1. liveCache リソースをマスターする可能性のある各ノードで、 /etc/nsswitch.conf ファイルのデータベースエントリ groupproject passwd として、次のエントリの 1 つを指定します。


      database:
      database: files 
      database: files [NOTFOUND=return] nis
      database: files [NOTFOUND=return] nisplus
    2. liveCache リソースをマスターする可能性のある各ノードで、 /etc/nsswitch.conf ファイルの protocols データベースエントリとして、files を最初に指定する必要があります。

      例:


      protocols: files nis

    Sun Cluster HA for SAP liveCache では、su - user コマンドと dbmcli コマンドを使用して liveCache の起動と停止を行います。

    クラスタノードのパブリックネットワークに障害が発生すると、ネットワーク情報ネームサービスが使用不能になることがあります。 /etc/nsswitch.conf ファイルを上述のように変更することによって、su(1M) コマンドと dbmcli コマンドは NIS/NIS+ ネームサービスを参照しなくなります。