『Sun Cluster Data Service for Sun Java System Application Server ガイド (Solaris OS 版)』は、SPARC® と x86 ベースシステムでの SunTM Cluster HA for Sun Java System Application Server のインストールと構成について説明します。
このマニュアルでは、「x86」という用語は、Intel 32 ビット系列のマイクロプロセッサチップ、および AMD が提供する互換マイクロプロセッサチップを意味します。
このマニュアルは、Sun のソフトウェアとハードウェアについて幅広い知識を持っている上級システム管理者を対象としています。販売活動のガイドとしては使用しないでください。このマニュアルを読む前に、システムの必要条件を確認し、適切な装置とソフトウェアを購入しておく必要があります。
このマニュアルの説明を理解するためには、SolarisTM オペレーティングシステムの知識と、Sun Cluster とともに使用されるボリューム管理ソフトウェアの知識が必要です。
Sun Cluster ソフトウェアは、SPARC と x86 の 2 つのプラットフォーム上で稼動します。このマニュアル内の情報は、章、節、注、箇条書き項目、図、表、または例などで特に明記されていない限り両方に適用されます。
このマニュアルでは、Sun Cluster データサービスのインストールと構成に固有のコマンドについて説明します。このマニュアルでは、基本的な UNIX® コマンドの包括的な情報や手順 (システムの停止、システムの起動、およびデバイスの構成など) については説明しません。基本的な UNIX コマンドに関する情報および手順については、以下を参照してください。
Solaris オペレーティングシステムのオンラインドキュメント
Solaris オペレーティングシステムのマニュアルページ
システムに付属するその他のソフトウェアマニュアル
このマニュアルでは、次のような字体や記号を特別な意味を持つものとして使用します。
表 P–1 表記上の規則
字体または記号 |
意味 |
例 |
---|---|---|
AaBbCc123 |
コマンド名、ファイル名、ディレクトリ名、画面上のコンピュータ出力、コード例を示します。 |
.login ファイルを編集します。 ls -a を使用してすべてのファイルを表示します。 system% |
AaBbCc123 |
ユーザーが入力する文字を、画面上のコンピュータ出力と区別して示します。 |
system% su password: |
AaBbCc123 |
変数を示します。実際に使用する特定の名前または値で置き換えます。 |
ファイルを削除するには、rm filename と入力します。 |
『 』 |
参照する書名を示します。 |
『コードマネージャ・ユーザーズガイド』を参照してください。 |
「 」 |
参照する章、節、ボタンやメニュー名、強調する単語を示します。 |
第 5 章「衝突の回避」を参照してください。 この操作ができるのは、「スーパーユーザー」だけです。 |
\ |
枠で囲まれたコード例で、テキストがページ行幅を超える場合に、継続を示します。 |
sun% grep `^#define \ XV_VERSION_STRING' |
コード例は次のように表示されます。
[ ] は省略可能な項目を示します。上記の例は、filename は省略してもよいことを示しています。
| は区切り文字 (セパレータ) です。この文字で分割されている引数のうち 1 つだけを指定します。
キーボードのキー名は英文で、頭文字を大文字で示します (例: Shift キーを押します)。ただし、キーボードによっては Enter キーが Return キーの動作をします。
ダッシュ (-) は 2 つのキーを同時に押すことを示します。たとえば、Ctrl-D は Control キーを押したまま D キーを押すことを意味します。
関連する Sun Cluster トピックについての情報は、以下の表に示すマニュアルを参照してください。すべての Sun Cluster マニュアルは、http://docs.sun.com で参照できます。
トピック |
マニュアル |
---|---|
データサービス管理 | |
各データサービスガイド |
|
概念 | |
概要 | |
ソフトウェアのインストール | |
システム管理 | |
ハードウェア管理 |
『Sun Cluster 3.x Hardware Administration Manual for Solaris OS』 |
各ハードウェア管理ガイド |
|
データサービスの開発 |
『Sun Cluster Data Services Developer's Guide for Solaris OS』 |
エラーメッセージ | |
コマンドと関数の参照 |
Sun Cluster の完全なマニュアルリストについては、ご使用のリリースの Sun Cluster のリリース情報 ( http://docs.sun.com) を参照してください。
このマニュアル内で引用するサン以外の URL では、補足的な関連情報が得られます。
Sun は、このマニュアル内で引用するサン以外の Web サイトが使用できるかについては責任を負いません。こうしたサイトやリソース上の、またはこれらを通じて利用可能な、コンテンツ、広告、製品、その他の素材について、Sun は推奨しているわけではなく、Sun はいかなる責任も負いません。こうしたサイトやリソース上で、またはこれらを経由して利用できるコンテンツ、製品、サービスを利用または信頼したことに伴って実際に発生した (あるいは発生したと主張される) いかなる損害や損失についても、Sun は一切の責任を負いません。
docs.sun.com では、Sun が提供しているオンラインマニュアルを参照することができます。マニュアルのタイトルや特定の主題などをキーワードとして、検索を行うこともできます。URL は、http://docs.sun.com です。
Sun Cluster をインストールまたは使用しているときに問題が発生した場合は、ご購入先に連絡し、次の情報をお伝えください。
名前と電子メールアドレス (利用している場合)
会社名、住所、および電話番号
システムのモデルとシリアル番号
Solaris オペレーティングシステムのバージョン番号 (例: Solaris 8)
Sun Cluster のバージョン番号(例: Sun Cluster 3.0)
サービスプロバイダのために、次のコマンドを使用して、システム上の各ノードに関する情報を収集してください。
コマンド |
機能 |
---|---|
システムメモリのサイズと周辺デバイス情報を表示します |
|
プロセッサの情報を表示する |
|
インストールされているパッチを報告する |
|
システム診断情報を表示する |
|
Sun Cluster のリリースおよびパッケージのバージョン情報を表示します |
上記の情報にあわせて、/var/adm/messages ファイルの内容もご購入先にお知らせください。