Sun Cluster Data Service for Sun Java System Web Server ガイド (Solaris OS 版)

Sun Java System Web Server のインストール

この手順を実行するには、お使いの構成に関する以下の情報が必要です。


注 –

Sun Cluster HA for Sun Java System Web Server サービスと別の HTTP サーバーを実行しており、これらが同じネットワークリソースを使用している場合は、それぞれ異なるポートで待機するように構成してください。異なるポートで待機するように構成しないと、2 つのサーバーの間でポートの競合が発生します。


  1. クラスタメンバー上でスーパーユーザーになります。

  2. インストールを開始します。

    • Sun Java System Web Server を Solaris 8 にインストールする場合は、CD のインストールディレクトリから Sun Java System Web Server に setup コマンドを実行します。

    • Solaris 9 とパッケージされた Sun Java System Web Server をインストールする場合は、インストール CD の手順に従います。


    注 –

    Solaris 9 とパッケージされた Sun Java System Web Server をインストールする場合は、システムの再起動時に Web サーバーの自動開始を有効にしないでください


  3. プロンプトが表示されたら、Sun Java System Web Server バイナリをインストールする場所を入力します。

    インストール場所には、クラスタファイルシステム上またはローカルディスク上の場所を指定します。ローカルディスク上にインストールする場合は、次の手順で指定するネットワークリソース (論理ホスト名または共有アドレス) の主ノードとなる可能性があるすべてのクラスタノードに Web サーバーインストールします。

  4. マシン名の入力プロンプトに対して、Sun Java System Web Server が依存する論理ホスト名と適切な DNS ドメイン名を入力します。

    完全な論理ホスト名は、 network-resource.domainname の形式になります (例: schost-1.sun.com )。


    注 –

    Sun Cluster HA for Sun Java System Web Server のフェイルオーバーを正常に実行するには、マシン名の入力時に、物理ホスト名ではなく、論理ホスト名または共有アドレスリソース名のどちらかを指定します。


  5. 問い合わせが表示されたら、「Run admin server as root」を選択します。

    Sun Java System インストールスクリプトが管理サーバー用として選択したポート番号を書き留めてください。管理サーバーを使用して Sun Java System Web Server のインスタンスを構成するときに、このデフォルト値を使用できます。デフォルト値を使用しない場合は、別のポート番号を指定できます。

  6. 問い合わせが表示されたら、サーバー管理者 ID とパスワードを入力します。

    システムのガイドラインに従います。

    管理サーバーが起動されることを示すメッセージが表示されたら、構成の準備は完了です。