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Sun Cluster Data Service for Oracle E-Business Suite ガイド (Solaris OS 版)

Sun Cluster HA for Oracle E-Business Suite をデバッグする

Sun Cluster HA for Oracle E-Business Suite は複数の Oracle E-Business Suite インスタンスで使用できます。しかし、すべての Oracle E-Business Suite インスタンスまたは特定の Oracle E-Business Suite インスタンスのデバッグを有効にすることができます。

Oracle E-Business Suite の各コンポーネントは、/opt/SUNWscebs/xxx/etc に DEBUG ファイルを持っています (xxx はOracle E-Business Suite の各コンポーネントに対応する 3 文字の省略形)。

これらのファイルを使用すると、Sun Cluster 内の特定のノードで、すべての Oracle E-Business Suite インスタンスまたは特定の Oracle E-Business Suite インスタンスのデバッグを有効にすることができます。Sun Cluster 全体で Sun Cluster HA for Oracle E-Business Suite のデバッグを有効にする必要がある場合は、この手順を Sun Cluster 内のすべてのノードで繰り返します。

Sun Cluster HA for Oracle E-Business Suite のデバッグを有効にする方法

  1. /etc/syslog.conf ファイルを編集して daemon.notice を daemon.debug に変更します。


    # grep daemon /etc/syslog.conf
*.err;kern.debug;daemon.notice;mail.crit        /var/adm/messages
*.alert;kern.err;daemon.err                     operator
#

    daemon.noticeを daemon.debugに変更し、syslogd を再起動します。次のコマンド grep daemon /etc/syslog.conf の出力は、daemon.debug が現在設定されていることを示します。


    # grep daemon /etc/syslog.conf
*.err;kern.debug;daemon.debug;mail.crit        /var/adm/messages
*.alert;kern.err;daemon.err                    operator
#
# pkill -1 syslogd
#

  2. /opt/SUNWscebs/xxx/etc/config を編集します。

    この手順を、必要に応じて、Sun Cluster の各ノードで、xxx コンポーネントに対して実行します (xxx は Oracle E-Business Suite のコンポーネントに対応する 3 文字の省略形)。次に、Concurrent Manager Server リソース (ここでは cmg コンポーネント) のデバッグを有効にする例を示します。

    /opt/SUNWscebs/cmg/etc/config を編集し、 DEBUG= を DEBUG=ALL または DEBUG= リソースに変更します。


    # cat /opt/SUNWscebs/cmg/etc/config
#
# Copyright 2003 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
# Use is subject to license terms.
#
# Usage:
#       DEBUG=<RESOURCE_NAME> or ALL
#
DEBUG=ALL
#
    注 –

    デバッグを無効にするには、これらの手順を逆にします。