Sun Cluster Data Service for Samba ガイド (Solaris OS 版)

ProcedureSamba のインストールと構成を確認するには

データサービスをまだインストールしていないため、この手順ではアプリケーションの可用性が高いかどうかを確認することはできません。


注 –

Samba のインストールと構成を確認する前に、Samba に対応する論理ホスト名が利用できることを確認してください。論理ホスト名を利用するには、「フェイルオーバーサービスとしての Sun Cluster HA for Samba の登録と構成方法」の手順 4、6、および 7 を完了する必要があります。


手順
  1. smb.conf ファイルをテストします。

    1. Samba の smb.conf ファイルをテストします。


      # <samba-bin-directory>/testparm  \
      <samba-configuration-directory>/lib/smb.conf 
      
    2. Winbind の smb.conf ファイルをテストします (必要な場合)。


      # <samba-bin-directory>/testparm  \
      <winbind-configuration-directory>/lib/smb.conf
      
  2. NT ドメインメンバーとして構成されている場合は、ドメインを結合します。


    # <samba-bin-directory>/smbpasswd  \
     -c <samba-config-directory>/lib/smb.conf  \
     -j <DOMAIN> -r <PDC > \
     -U <Administrator on the PDC>
    

    正常に処理されると、次のメッセージが表示されます。


    # smbpasswd: Joined domain <DOMAIN>
    

    # <samba-bin-directory>/net \
     -s <samba-config-directory>/lib/smb.conf  \
     \
     -U <Administrator on the PDC>
    

    正常に処理されると、次のメッセージが表示されます。


    # Joined domain <DOMAIN>
    
  3. ADS を備えた Windows 200x のメンバーとして構成されている場合は、領域を結合します。


    # <samba-bin-directory>/net \
     -s <samba-config-directory>/lib/smb.conf  \
     \
     -U <Administrator on the PDC>
    

    正常に処理されると、次のメッセージが表示されます。


    # Joined <NETBIOS> to realm  <REALM>
    
  4. Samba デーモンを起動します。


    注 –

    Samba のインストール方法によって、smbd プログラムと nmbd プログラムは <samba-bin-directory> に置かれる場合と、<samba-sbin-directory> に置かれる場合があります。



    # <samba-[s]bin-directory>/smbd -s <samba-config-directory>/lib/smb.conf -D
    # <samba-[s]bin-directory>/nmbd -s <samba-config-directory>/lib/smb.conf -D
    
  5. Samba に接続します。


    # <samba-bin-directory>/smbclient -N -L <NetBIOS-name>
    # <samba-bin-directory>/smbclient '\\<NetBIOS-name>\scmondir'  \
     -U <fmuser> -c 'pwd;exit' 
    

    注 –

    最後のコマンドには単一引用符が必要です。


  6. Winbind デーモンを起動します (必要な場合)。


    注 –

    Samba のインストール方法によって、winbind プログラムは <samba-bin-directory> に置かれる場合と、<samba-sbin-directory> に置かれる場合があります。



    # <samba-[s]bin-directory>/winbindd -s <winbind-configuration-directory>/lib/smb.conf  &
    
  7. Winbind に接続します (必要な場合)。


    # getent passwd
    # getent group
    
  8. Samba デーモンと winbindd (必要な場合) を停止します。


    # pkill -TERM smbd
    # pkill -TERM nmbd
    # pkill -TERM winbindd