ここで示す制限事項を考慮して、Sun Cluster HA for DHCP のインストールと構成の計画を行なってください。ここでは、Sun Cluster HA for DHCP にのみ適用されるソフトウェアとハードウェア構成の制限事項を示します。
これらの制限事項を守らないと、データサービスの構成がサポートされない場合があります。
すべてのデータサービスに適用される制限事項については、『Sun Cluster Release Notes』を参照してください。
Sun Cluster HA for DHCP データサービスは、フェイルオーバーサービスとしてのみ構成できます – DHCP はスケーラブルなサービスとしては運用できないため、Sun Cluster HA for DHCP データサービスは、フェイルオーバーサービスとして運用するようにのみ構成できます。
Sun Cluster Carrier-Grade —Sun Cluster Carrier-Grade オプションを使用できるのは、Sun Cluster Carrier-Grade が配備されている環境だけです。
DHCP サーバー – DHCP は DHCP サーバーとして動作する必要があり、中継ホストとして動作してはいけません。
リソースごとの DHCP 単一インスタンス – Sun Cluster 内で構成できる DHCP インスタンスは 1 つだけですが、その DHCP インスタンス内では複数の DHCP ネットワークを設定できます。
DHCP ネットワークテーブル – DHCP のネットワークテーブルは、テキストファイルまたはバイナリファイルにすることができます。また、フェイルオーバーファイルシステム (FFS) または広域ファイルシステム (GFS) としてマウントできます。
広域ファイルシステムをマウントするには /global という接頭辞を指定し、フェイルオーバーファイルシステムをマウントするには /local という接頭辞を指定するようにしてください。