Sun Cluster Data Service for WebSphere MQ Integrator ガイド (Solaris OS 版)

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Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成

この章では、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の方法について説明します。

この章の内容は次のとおりです。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成

表 1 に、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成に必要な作業を示します。指定された順番どおりに、各作業を行なってください。

表 1 作業マップ : Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成


作業	参照先
インストールを計画する	「Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の概要」「Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の計画」
Sun Cluster をインストールして構成する	「Sun Cluster をインストールおよび構成する」
インストールと構成を確認する	「Sun Cluster のインストールと構成を確認する」
Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールする	「 `scinstall` ユーティリティーを使用して Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールする」
Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator を登録して構成する	「Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の登録および構成方法」
Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成を確認する	「Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の確認方法」
Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成をアップグレードする	「Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のアップグレード」
Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の障害モニターを理解する	「Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator 障害モニターの概要」
Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator をデバッグする	「Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator をデバッグする」

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の概要

Sun Cluster は WebSphere MQ メッセージング機能と連動し、メッセージング機能の基本接続能力と転送能力を拡張して、強力なメッセージブローカーソリューションを実現します。メッセージは、使いやすいグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) で定義されたルールに従って作成、ルーティング、および書式変更が行われます。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスのメカニズムによって、Sun Cluster サービスの順序正しい起動、停止、障害モニター、自動フェイルオーバーを実行できます。Sun Cluster コンポーネントは、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスによって保護されます。

表 2 コンポーネントの保護


構成要素	コンポーネントを保護するデータサービス
Broker	Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator
User Name Server	Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の計画

ここでは、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の計画について説明します。

構成に関する制限事項

ここでは、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator にのみ適用されるソフトウェアとハードウェア構成の制限事項を示します。

注意 –

これらの制限事項を守らないと、データサービスの構成がサポートされない場合があります。

すべてのデータサービスに適用される制限事項については、『Sun Cluster Release Notes』を参照してください。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスは、フェイルオーバーサービスとしてのみ構成できます – Sun Cluster はスケーラブルなサービスとしては運用できないため、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスは、フェイルオーバーサービスとして運用するようにのみ構成できます。
Sun Cluster をクラスタファイルシステムにインストール – Sun Cluster 製品は最初、/opt/mqs および /var/mqsi にインストールされます。

/var/mqsi は、ローカルファイルシステムに対する /var/mqsi/locks のシンボリックリンクを備えた広域ファイルシステムとしてマウントする必要があります。/opt/mqsi はローカルディスク上に置くことを推奨します。ソフトウェアをローカルファイルシステムにインストールした場合と、クラスタファイルシステムにインストールした場合のメリットとデメリットについては、『Sun Cluster 3.1 データサービスのインストールと構成』の 3 ページ、「アプリケーションバイナリの格納先の決定」を参照してください。

/var/mqsi を広域ファイルシステムとしてマウント – Sun Cluster は、/var/mqsi の複数のディレクトリを利用します。/var/mqsi を広域ファイルシステムとして、すべての Sun Cluster ノードで利用できるようにする必要があります。生成されたロックは、ローカルファイルシステム内に配置する必要があります。そのため、/var/mqsi/locks をローカルファイルシステムに対するシンボリックリンクとして設定する必要があります。

注 –

広域ファイルシステムは /global、フェイルオーバーファイルシステムは /local という接頭辞を指定してマウントすることをお勧めします。

次の例の Sun Cluster では、/global/mqsi へのシンボリックリンクを通して /var/msgi が広域ファイルシステムとしてマウントされ、/var/mqsi/locks がルートファイルシステム、すなわちローカルディスク上の /var/mqsi_locks に対するシンボリックリンクとして設定されています。

# ls -l /var/mqsi
lrwxrwxrwx   1 root     other         12 Sep  5 15:32 /var/mqsi ->
 /global/mqsi
#
# ls -l /global/mqsi/locks
lrwxrwxrwx   1 root     other         15 Sep 18 15:37 /global/mqsi/locks ->
 /var/mqsi_locks
#
# df -k /global/mqsi/locks
Filesystem            kbytes    used   avail capacity  Mounted on
/dev/dsk/c0t0d0s0    12731708 5792269 6812122    46%    / 
#
# more /etc/vfstab (Subset of the output)
/dev/md/dg_d6/dsk/d60   /dev/md/dg_d6/rdsk/d60  /global/mqsi
            ufs     4       yes     logging,global

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator RDBMS – Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスは、ローカル RDBMS (具体的には DB2 と Oracle) と組み合わせた場合に限って運用可能です。リモート RDBMS と組み合わせて使用することはできません。

この制約が生じるのは、RDBMS の再起動のたびに、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスで Sun Cluster の再起動方式を管理しなければならないからです。

構成に関する要件

この節の要件は Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のみに適用されます。Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成を始める前に、次の要件を満たしておく必要があります。

注意 –

次の要件を満たさないと、データサービスの構成がサポートされない場合があります。

Sun Cluster コンポーネントと依存関係 – Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスは、Sun Cluster Broker と UserNameServer を保護するように構成できます。これらのコンポーネントと依存関係を表 3 で説明します。

表 3 Sun Cluster と依存関係 (-> 記号で示す)


構成要素	説明
Broker `(必須)`	-> SUNW.HAStoragePlus リソース -> WebSphere MQ Queue Manager および Listener リソース -> RDBMS リソース SUNW.HAStoragePlus リソースは、Sun Cluster のファイルシステムのマウントポイント、すなわち `/global/mqsi` を管理します。 WebSphere MQ Queue Manager リソースに依存することによって、WebSphere MQ Queue Manager の可用性が保証されます。 WebSphere MQ Listener リソースに依存しなければならないのは、inetd の代わりに runmqlsr を使用する場合だけです。 RDBMS リソースに依存することによって、RDBMS の可用性が保証されます。これらすべての依存関係によって、これらのサービスが利用可能にならないかぎり、Sun Cluster が起動しないことが保証されます。
UserNameServer `(任意)`	-> SUNW.HAStoragePlus リソース -> WebSphere MQ Queue Manager および Listener リソース SUNW.HAStoragePlus リソースは、Sun Cluster のファイルシステムのマウントポイント、すなわち `/global/mqsi` を管理します。 WebSphere MQ Queue Manager リソースに依存することによって、WebSphere MQ Queue Manager の可用性が保証されます。 WebSphere MQ Listener リソースに依存しなければならないのは、inetd の代わりに runmqlsr を使用する場合だけです。

Sun Cluster の Broker コンポーネントとその依存関係は、すべて同じリソースグループ内になければなりません。Sun Cluster の UserNameServer とその依存関係も同様に、すべて同じリソースグループになければなりません。

ただし、Sun Cluster の Broker と UserNameServer を同じリソースグループに配置する必要はありません。別のリソースグループに含まれていてもかいません。同様に、Sun Cluster Broker の複数のインスタンスを別々のリソースグループに配置できます。ただし、Sun Cluster の UserNameServer に関しては、使用できるインスタンスは 1 つだけです。

例 1 に、異なるリソースグループの中で、2 つの Sun Cluster Broker (XXX とYYY) と Sun Cluster UserNameServer を使用する例を示します。この例ではさらに、すべての Sun Cluster コンポーネント (Broker と UserNameServer) で同じ広域ファイルシステム /global/mqsi を使用します。

例 1 複数の Sun Cluster Broker と UserNameServer を使用する場合

リソースグループ 1 — リソースは以下のとおり

SUNW.HAStoragePlus resource with
 -x FilesystemMountPoints=/local/db2,/global/mqm,/global/mqsi,
    /local/mqm/qmgrs/qmgr1,/local/mqm/log/qmgr1
RDBMS resource for DB2
WebSphere MQ resource for Queue Manager qmgr1
WebSphere MQ Integrator resource for Broker XXX

リソースグループ 2 — リソースは以下のとおり

SUNW.HAStoragePlus resource with
 -x FilesystemMountPoints=/global/mqm,/global/mqsi
 -x AffinityOn=FALSE
SUNW.HAStoragePlus resource with
 -x FilesystemMountPoints=/local/oracle,
    /local/mqm/qmgrs/qmgr2,/local/mqm/log/qmgr2
RDBMS resource for Oracle
RDBMS resource for Oracle Listener
WebSphere MQ resource for Queue Manager qmgr2
WebSphere MQ Integrator resource for Broker YYY

リソースグループ 3 — リソースは以下のとおり

SUNW.HAStoragePlus resource with
 -x FilesystemMountPoints=/global/mqm,/global/mqsi
 -x AffinityOn=FALSE
SUNW.HAStoragePlus resource with
 -x FilesystemMountPoints=/local/mqm/qmgrs/qmgr3,/local/mqm/log/qmgr3
WebSphere MQ resource for Queue Manager qmgr3
WebSphere MQ Integrator resource for UserNameServer

注 –

Sun Cluster コンポーネントの詳細は、IBM の『Sun Cluster Introduction and Planning』 マニュアルを参照してください。

各 Sun Cluster コンポーネントは、/opt/SUNWscmqi/xxx/util に構成/登録ファイルがあります。xxx は個々の Sun Cluster コンポーネントを表す 3 文字の略語です。これらのファイルによって、Sun Cluster に Sun Cluster コンポーネントを登録できます。

これらのファイル内では、適切な依存関係が適用されます。

例 2 Sun Cluster 用の Sun Cluster 構成/登録ファイル

# cd /opt/SUNWscmqi
# 
# ls -l sib/util
total 6
-rwxr-xr-x   1 root     sys         1032 Dec 20 14:44 sib_config
-rwxr-xr-x   1 root     sys          720 Dec 20 14:44 sib_register
# 
# ls -l siu/util
-rwxr-xr-x   1 root     sys          733 Dec 20 14:44 siu_config
-rwxr-xr-x   1 root     sys          554 Dec 20 14:44 siu_register 
# 
# more sib/util/*
::::::::::::::
sib/util/sib_config
::::::::::::::
# Copyright 2003 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
# Use is subject to license terms.
# 
# This file will be sourced in by sib_register and the parameters
# listed below will be used.
#
# These parameters can be customized in (key=value) form
#
#        RS - name of the resource for the application
#        RG - name of the resource group containing RS
#      QMGR - name of the Queue Manager
#      PORT - name of the Queue Manager port number
#        LH - name of the LogicalHostname SC resource
#    HAS_RS - name of the Queue Manager HAStoragePlus SC resource
#    SC3_IN - name of the Test Message Flow (Inbound)
#   SC3_OUT - name of the Test Message Flow (Outbound)
#   MQSI_ID - name of the WebSphere MQI userid
#    BROKER - name of the WebSphere MQI Broker
#  RDBMS_ID - name of the WebSphere MQI RDBMS userid
#   QMGR_RS - name of the Queue Manager SC resource
#  RDBMS_RS - name of the RDBMS SC resource and listener (if Oracle)
#             e.g. RDBMS_RS=<ora-rs>,<lsr-rs>
#
#       +++ Optional parameters +++
#
# START_CMD - pathname and name of the renamed strmqm program
#  STOP_CMD - pathname and name of the renamed endmqm program
#
#
# Note 1: Optional parameters
#
#       Null entries for optional parameters are allowed if not used.
#
# Note 2: Renamed strmqm/endmqm programs
#       
#       This is only recommended if WebSphere MQ is deployed onto 
#       Global File Systems for qmgr/log files. You should specify 
#       the full pathname/program, i.e. /opt/mqm/bin/<renamed_strmqm>
#
# 
#

RS=
RG=
QMGR=
PORT=
LH=
HAS_RS=
SC3_IN=
SC3_OUT=
MQSI_ID=
BROKER=
RDBMS_ID=
QMGR_RS=
RDBMS_RS=
START_CMD=
STOP_CMD=

::::::::::::::
sib_register
::::::::::::::
#
# Copyright 2003 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
# Use is subject to license terms.
#

. `dirname $0`/sib_config

scrgadm -a -j $RS -g $RG -t SUNW.gds \
-x Start_command="/opt/SUNWscmqi/sib/bin/start-broker \
-R $RS -G $RG -Q $QMGR -I $SC3_IN -O $SC3_OUT \
-U $MQSI_ID -B $BROKER -D $RDBMS_ID \
-S '$START_CMD' -E '$STOP_CMD' " \
-x Stop_command="/opt/SUNWscmqi/sib/bin/stop-broker \
-R $RS -G $RG -Q $QMGR -I $SC3_IN -O $SC3_OUT \
-U $MQSI_ID -B $BROKER -D $RDBMS_ID \
-S '$START_CMD' -E '$STOP_CMD' " \
-x Probe_command="/opt/SUNWscmqi/sib/bin/test-broker \
-R $RS -G $RG -Q $QMGR -I $SC3_IN -O $SC3_OUT \
-U $MQSI_ID -B $BROKER -D $RDBMS_ID \
-S '$START_CMD' -E '$STOP_CMD' " \
-y Port_list=$PORT/tcp -y Network_resources_used=$LH \
-x Stop_signal=9 \
-y Resource_dependencies=$HAS_RS,$QMGR_RS,$RDBMS_RS

Sun Cluster のインストールと構成

Sun Cluster をインストールおよび構成する

次の手順で、Sun Cluster をインストールして構成します。

注 –

ここでは、IBM の『WebSphere MQ Integrator for Sun Solaris — Installation Guide』 に従って、Broker と UserNameServer をインストールして作成します。

手順

Sun Cluster クラスタファイルシステムをマウントします。

Sun Cluster を Sun Cluster にインストールする前に、クラスタファイルシステム /var/mqsi (シンボリックリンクを設定している場合は、/global/mqsi) が広域ファイルシステムとしてマウントされていることを確認します。

すべての Sun Cluster ノードヘの Sun Cluster のインストール。

Sun Cluster バイナリは、ローカルディスク上の /opt/mqsi にインストールすることを推奨します。ソフトウェアをローカルファイルシステムにインストールした場合と、クラスタファイルシステムにインストールした場合のメリットとデメリットについては、『Sun Cluster 3.1 データサービスのインストールと構成』の 3 ページ、「アプリケーションバイナリの格納先の決定」を参照してください。

Sun Cluster Broker の作成。

Sun Cluster を実行する Sun Cluster 内のすべてのノードに Sun Cluster をインストールしてから、 Sun Cluster Broker を作成します。

Sun Cluster のインストールと構成の確認

この節では、インストールと構成の確認に必要な手順を説明します。

注 –

ここでは、IBM の『WebSphere MQ Intercommunication』と『WebSphere MQ Command Reference』を参照して、Sun Cluster の Broker (複数可能) や、UserNameServer と Windows NT の Configuration Manager が通信できるように、キューとチャネルを作成してください。

Sun Cluster のインストールと構成を確認する

次の手順でインストールと構成を確認します。データサービスをまだインストールしていないため、この手順ではアプリケーションの可用性が高いかどうかを確認することはできません。

注 –

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスを使用するには、Broker 内でメッセージフローを設定しておく必要があります。

ここでは、WebSphere MQ キューマネージャーの論理ホスト名 IP アドレスが使用できなければなりません。Sun Cluster HA for IBM WebSphere MQ データサービスのインストールが完了していれば、このアドレスが設定されているはずです。Sun Cluster HA for IBM WebSphere MQ データサービスのインストールが完了していることを確認してから、次の手順に進んでください。

手順

Broker のキューマネージャーと Configuration Manager のキューマネージャー間の通信リンクを作成。

Broker のキューマネージャー (複数可) と Configuration Manager のキューマネージャー間にキューとチャネルを設定し、Configuration Manager で設定されているメッセージフローとルールを Configuration Manager から Sun Cluster 内の Broker キューマネージャー (複数可) に配備できるようにする必要があります。

IBM の『WebSphere MQ Integrator for Sun Solaris — Installation Guide』の第 4 章を参照してください。「Starting your broker domain」の節を参照してください。

Broker のキューマネージャーと UserNameServer (UNS) キューマネージャー間の通信リンクを作成。

UNS を使用する場合、Broker キューマネージャー (複数可) と UserNameServer 間にキューとチャネルを設定する必要があります。

キューマネージャー間の通信リンクをテスト。

Broker、UserNameServer、Configuration Manager 間のキューとチャネルをすべて設定した後、すべてのキューマネージャーが相互に通信できるかをテストします。

Configuration Manager 上でメッセージフローを作成して配備。

Broker、UserNameServer、Configuration Manager 間のキューをすべて設定およびテストしたあと、メッセージフローを作成し、Broker のキューマネージャーに配備します。Broker キューマネージャーごとに別々のメッセージフローが必要です。
1. メッセージフローを作成。
  
  入力キューからメッセージを受け取り、そのメッセージを出力キューに格納するために、2 つのキューを使用する単純なメッセージフローを作成します。Windows NT の Control Center で IBMPrimitives の MQInput と MQOutput を使用すると、このメッセージフローが得られます。
  
  IBM の『 WebSphere MQ Integrator for Sun Solaris — Installation Guide』の第 5 章「Verifying your installation」 を参照してください。特に「Building and using a message flow」を参照してください。
2. Broker にメッセージフローを配備。
  
  注 –
  Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスは、作成されたメッセージフローとメッセージフローキューを使用して、Sun Cluster の Broker を検証します。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージのインストール

Sun Cluster のインストールで Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールしなかった場合は、ここで説明する作業を行なってパッケージをインストールしてください。この手順は、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールする各クラスタノード上で個別に実行します。この手順を実行するには、Sun Cluster Agents CD-ROM が必要です。

複数のデータサービスを同時にインストールする場合は、『Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)』の「ソフトウェアのインストール」に記載されている手順を実行してください。

次のインストールツールのどちらかを使用して、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールします。

Web Start プログラム
scinstall ユーティリティー

注 –

Solaris 10 を使用している場合は、これらのパッケージを大域ゾーンにだけインストールしてください。パッケージをインストールしたあとで作成されたローカルゾーンにそれらのパッケージが転送されないようにするには、scinstall ユーティリティーを使用してパッケージをインストールしてください。Web Start プログラムは使用しないでください。

Web Start プログラムを使用して Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールする

Web Start プログラムは、コマンド行インタフェース (CLI) またはグラフィカルユーザーインタフェース (GUI) を使用して実行できます。CLI と GUI での作業の内容と手順はほとんど同じです。Web Start プログラムの詳細は、installer(1M) のマニュアルページを参照してください。

手順

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールするクラスタノードの 1 つで、スーパーユーザーになります。

(省略可能) GUI で Web Start プログラムを実行する場合は、DISPLAY 環境変数が設定されていることを確認してください。

CD-ROM ドライブに Sun Cluster Agents CD-ROM を挿入します。

ボリューム管理デーモン vold(1M) が実行されており、CD-ROM デバイスを管理するように構成されている場合は、デーモンによって CD-ROM が自動的に /cdrom/cdrom0 ディレクトリにマウントされます。

CD-ROM の Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator コンポーネントディレクトリに移動します。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスの Web Start プログラムは、このディレクトリに入っています。
# cd /cdrom/cdrom0/components/SunCluster_HA_MQI_3.1

Web Start プログラムを起動します。
# ./installer

プロンプトが表示されたら、インストールの種類を選択します。
- C ロケールのみをインストールする場合は、一般を選択します。
- ほかのロケールをインストールする場合は、カスタムを選択します。

表示される手順に従って、ノードに Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールします。

インストールが終了すると、Web Start プログラムのインストールサマリーが出力されます。このサマリーを使用して、インストール時に Web Start によって作成されたログを確認できます。これらのログは、/var/sadm/install/logs ディレクトリにあります。

Web Start プログラムを終了します。

Sun Cluster Agents CD-ROM を CD-ROM ドライブから取り出します。
1. CD-ROM が使用されないように、CD-ROM 上のディレクトリ以外に移動します。
2. CD-ROM を取り出します。
  # eject cdrom

`scinstall` ユーティリティーを使用して Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールする

scinstall ユーティリティーを使用して、次の手順で Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールします。この作業には、Sun Java Enterprise System Accessory CD Volume 3 が必要です。この手順では、Sun Cluster の初期インストール時にデータサービスパッケージをインストールしていない場合を想定しています。

Sun Cluster の初回インストールの一部として Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールしている場合、「Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の登録と構成」へ進みます。

それ以外の場合は、次の手順で、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールします。この作業は、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator データサービスを実行できるすべてのノードで行います。

手順

CD-ROM ドライブに Sun Cluster Agents CD-ROM を挿入します。

オプションは指定せずに、scinstall ユーティリティーを実行します。

scinstall ユーティリティーが対話型モードで起動します。

メニューオプション「新しいデータサービスのサポートをこのクラスタノードに追加」を選択します。

scinstall ユーティリティーにより、ほかの情報を入力するためのプロンプトが表示されます。

Sun Cluster Agents CD-ROM のパスを指定します。

ユーティリティーはこの CD をデータサービス CD-ROM として示します。

インストールするデータサービスを指定します。

選択したデータサービスが scinstall ユーティリティーによって示され、この選択内容の確認が求められます。

scinstall ユーティリティーを終了します。

ドライブから CD を取り出します。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の登録と構成

ここでは Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の構成手順について説明します。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の登録および構成方法

この手順は、Sun Cluster の初回のインストール時にこのデータサービスパッケージをインストールしている場合を想定しています。

Sun Cluster の初回インストールの一部として Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールしていない場合は、「 scinstall ユーティリティーを使用して Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールする」へ進みます。

Sun Cluster の Broker コンポーネントは、WebSphere MQ と RDBMS に依存します。Sun Cluster Broker コンポーネント、WebSphere MQ コンポーネント、および RDBMS のすべてのリソースは同じリソースグループ内に存在する必要があります。たとえば、例 1 を参照してください。

Sun Cluster UserNameServer コンポーネントは WebSphere MQ にのみ依存します。Sun Cluster UserNameServer コンポーネント、WebSphere MQ コンポーネントおよび RDBMS は、同じリソースグループ内に存在する必要があります。たとえば、例 1 を参照してください。

現在サポートされているのは、DB2 または Oracle 用のローカル RDBMS サポートだけです。この制限事項については、「構成に関する制限事項」、特に「Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator RDBMS」を参照してください。

手順

Sun Cluster のホストとなるクラスタノードの 1 つで、スーパーユーザーになります。

SUNW.gds というリソースタイプを登録します。
# scrgadm -a -t SUNW.gds

SUNW.HAStoragePlus リソースタイプを登録します。
# scrgadm -a -t SUNW.HAStoragePlus

フェイルオーバーリソースグループを作成します。
# scrgadm -a -g WebSphere MQ-failover-resource-group

Sun Cluster ディスク記憶装置に対応するリソースを作成します。

# scrgadm -a -j Sun Cluster-has-resource  \
-g WebSphere MQ-failover-resource-group   \
-t SUNW.HAStoragePlus  \
-x FilesystemMountPoints=Sun Cluster- instance-mount-points

Sun Cluster ディスク記憶装置リソースが組み込まれたフェイルオーバーリソースグループを有効にします。
# scswitch -Z -g WebSphere MQ-failover-resource-group

必要な個々の Sun Cluster コンポーネントを作成して登録します。

注 –

ここでは、Sun Cluster に Sun Cluster HA for WebSphere MQ と RDBMS のデータサービスがインストールされており、対応するリソースがオンラインになっていなければなりません。この手順が完了していることを確認したうえで、次の手順に進んでください。

Broker コンポーネント (sib) に対して次の手順を実行し、オプションの UserNameServer コンポーネントで、sib を下記に置き換えて手順を繰り返します。

siu - UserNameServer

# cd /opt/SUNWscmqi/sib/util

sib_config ファイルを編集し、そのファイルに次のようなコメントを追加します。次に例を示します。

#
# Copyright 2003 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
# Use is subject to license terms.
# 
# This file will be sourced in by sib_register and the parameters
# listed below will be used.
#
# These parameters can be customized in (key=value) form
#
#        RS - name of the resource for the application
#        RG - name of the resource group containing RS
#      QMGR - name of the Queue Manager
#      PORT - name of the Queue Manager port number
#        LH - name of the LogicalHostname SC resource
#    HAS_RS - name of the Queue Manager HAStoragePlus SC resource
#    SC3_IN - name of the Test Message Flow (Inbound)
#   SC3_OUT - name of the Test Message Flow (Outbound)
#   MQSI_ID - name of the WebSphere MQI userid
#    BROKER - name of the WebSphere MQI Broker
#  RDBMS_ID - name of the WebSphere MQI RDBMS userid
#   QMGR_RS - name of the Queue Manager SC resource
#  RDBMS_RS - name of the RDBMS SC resource and listener (if Oracle)
#             e.g. RDBMS_RS=<ora-rs>,<lsr-rs>
#
#       +++ Optional parameters +++
#
# START_CMD - pathname and name of the renamed strmqm program
#  STOP_CMD - pathname and name of the renamed endmqm program
#
#
# Note 1: Optional parameters
#
#       Null entries for optional parameters are allowed if not used.
#
# Note 2: Renamed strmqm/endmqm programs
#       
#       This is only recommended if WebSphere MQ is deployed onto 
#       Global File Systems for qmgr/log files. You should specify 
#       the full pathname/program, i.e. /opt/mqm/bin/<renamed_strmqm>
#
#

Sun Cluster の Broker XXX と WebSphere Integrator MQ Manager qmgr1 の例を示します。

RS=wmq-broker-res
RG=wmq-rg
QMGR=qmgr1
PORT=1414
LH=wmq-lh-res
HAS_RS=wmqi-has-res
SC3_IN=SC3_IN
SC3_OUT=SC3_OUT
MQSI_ID=mqsi1
BROKER=XXX
RDBMS_ID=db2
QMGR_RS=wmq-qmgr-res
RDBMS_RS=wmq-rdbms-res
START_CMD=
STOP_CMD=

sib_config の編集後、リソースを登録する必要があります。

# ./sib_register

各 Sun Cluster リソースを有効にします。

Sun Cluster コンポーネントごとにこの手順を繰り返します。
# scstat
# scswitch -e -j Sun Cluster-resource

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の確認

ここでは、データサービスが正しくインストールされ構成されているかどうかを確認する手順について説明します。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の確認方法

手順

Sun Cluster のホストとなるクラスタノードの 1 つで、スーパーユーザーになります。

すべての Sun Cluster リソースがオンラインになっていることを scstat で確認します。
# scstat
オンラインになっていない Sun Cluster リソースごとに、次のように scswitch コマンドを使用します。
# scswitch -e -j Sun Cluster- resource

scswitch コマンドを実行し、Sun Cluster リソースグループをほかのクラスタノード (node2 など) に切り替えます。
# scswitch -z -g Sun Cluster-failover-resource-group -h node2

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のアップグレード

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator 用の追加構成パラメータは、Sun Cluster 3.1 9/04 で導入されました。パラメータの値を設定する必要がある場合は、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator をアップグレードする必要があります。

広域ファイルシステムに WebSphere MQ Queue Manager の qmgr ファイルとログファイルを配備する場合があります。この場合、strmqm プログラムおよび endmqm プログラムの名前を変更し、別のノードで Queue Manager が手動で起動されないようにします。これらのプログラムの名前を変更すると、Sun Cluster フレームワークが WebSphere MQ Queue Manager の起動を管理します。詳細については、『Sun Cluster Data Service for WebSphere MQ ガイド (Solaris OS 版)』を参照してください。

Sun Cluster で WebSphere MQ キューマネージャーの起動を管理できるようにするための次のパラメータは、Sun Cluster 3.1 9/04 で導入されました。これらのパラメータに対しては null 値が定義されています。

START_CMD=start-program: 名前を変更した strmqm プログラムのフルパス名およびファイル名を指定します。
STOP_CMD=stop-program: 名前を変更した endmqm プログラムのフルパス名およびファイル名を指定します。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のアップグレード方法

パラメータの値を設定する必要がある場合は、パラメータの変更対象である Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator リソースを削除し、再登録する必要があります。

Sun Cluster 3.1 9/04 で導入されているパラメータは、次のすべてのコンポーネントのリソースに適用されます。

Broker コンポーネント
User Name Server コンポーネント

変更する各 WebSphere MQ Integrator リソースに対してこの作業を実行します。

注 –

Sun Cluster 3.1 9/04 で導入されているパラメータを設定または変更する場合にのみこの作業を実行します。

手順

リソース定義を保存します。
# scrgadm -pvv -j resource > file1

リソースを無効にします。
# scswitch -n -j resource

リソースを削除します。
# scrgadm -r -j resource

リソースを構成し、登録します。
1. リソースの構成ファイルと登録ファイルが含まれるディレクトリに移動します。
  # cd /opt/SUNWscmqi/prefixutil
2. リソースの構成ファイルを編集します。
  vi prefix_config
3. リソースの構成ファイルを実行します。
  # ./prefix_register
prefix は、次のように、ファイルの適用対象であるコンポーネントを意味します。
- sib は Broker コンポーネントを意味します。
- siu は User Name Server コンポーネントを意味します。

リソース定義を保存します。
# scrgadm -pvv -j resource > file2

更新した定義を、リソースを更新する前に保存した定義と比較します。

これらの定義を比較することで、タイムアウトの値など、既存の拡張プロパティーが変更されたかどうかを判別することができます。
# diff file1 file2

リセットされたリソースのプロパティーを修正します。
# scrgadm -c -j resource -x|y resource

リソースをオンラインにします。
# scswitch -e -j resource

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator 障害モニターの概要

ここでは、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator 障害モニターのプローブアルゴリズムまたは機能について説明し、プローブの失敗に関連する条件、メッセージ、回復処理を示します。

障害モニターの概念については、『Sun Cluster 3.1 の概念』を参照してください。

リソースプロパティー

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator 障害モニターでは、リソースタイプ SUNW.gds と同じリソースプロパティーを使用します。使用するリソースプロパティーの全リストについては、SUNW.gds(5) のマニュアルページを参照してください。

検証アルゴリズムと機能

Sun Cluster の Broker
- Thorough_probe_interval の間、休止します。
- RDBMS または Queue Manager が再起動したかどうかをテストします。RDBMS が再起動すると、リソースグループ全体が再起動します。Queue Manager が再起動した場合、Broker は Queue Manager が再起動するまで停止または待機し、Queue Manager の再起動後に再起動されます。
- RDBMS と Queue Manager が再起動しなかった場合、bipservice のチェックを行います。bipservice が失われると、検証により Broker が再起動されます。
- bipservice が使用できる場合、検証により SC3_IN と SC3_OUT のキュー名が有効で、なおかつキューが空であるかどうかを調べ、テストメッセージを SC3_IN に書き込みます。さらに、SC3_OUT に対応する CURDEPTH を調べ、SC3_OUT に対するメッセージフローが 1 であることを確認します。これに失敗すると、検証により Broker が再起動されます。
- Broker が繰り返し再起動され、最終的に Retry_interval の Retry_count を使い果たすと、別のノードでそのリソースグループのフェイルオーバーが開始されます。

Sun Cluster の UserNameServer
- Thorough_probe_interval の間、休止します。
- UserNameServer に対応する bipservice が失われると、検証により UserNameServer が再起動されます。
- UserNameServer が繰り返し再起動され、最終的に Retry_interval の Retry_count を使い果たすと、別のノードでそのリソースグループのフェイルオーバーが開始されます。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator をデバッグする

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator は複数の Sun Cluster インスタンスで使用できます。デバッグは、すべての Sun Cluster インスタンスに対して有効にすることも、特定の Sun Cluster インスタンスに対して有効にすることもできます。

各 Sun Cluster コンポーネントは、 /opt/SUNWscmqi/xxx/etc に DEBUGファイルがあります。xxx は個々の Sun Cluster コンポーネントを表す 3 文字の略語です。

これらのファイルを使用すると、Sun Cluster 内の特定のノードで、すべての Sun Cluster インスタンスまたは特定の Sun Cluster インスタンスのデバッグを有効にすることができます。Sun Cluster 全体にわたって、Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のデバッグを有効にしなければならない場合は、Sun Cluster 内のすべてのノードでこれらの手順を繰り返す必要があります。

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のデバッグを有効にする

手順

/etc/syslog.conf を編集し、daemon.notice を daemon.debug に変更します。

# grep daemon /etc/syslog.conf
*.err;kern.debug;daemon.notice;mail.crit        /var/adm/messages
*.alert;kern.err;daemon.err                     operator
#

daemon.notice を daemon.debug に変更し、syslogd を再起動します。次に示す grep daemon /etc/syslog.conf コマンドの出力例では、daemon.debug が設定されています。

# grep daemon /etc/syslog.conf
*.err;kern.debug;daemon.debug;mail.crit        /var/adm/messages
*.alert;kern.err;daemon.err                    operator
#
# pkill -1 syslogd
#

/opt/SUNWscmqi/sib/etc/config を編集します。

Sun Cluster の各ノードで、Broker コンポーネント (sib) に対してこの手順を実行し、さらにデバッグ出力が必要なオプションの UserNameServer (siu) で手順を繰り返します。

/opt/SUNWscmqi/sib/etc/config を編集し、DEBUG= を DEBUG=ALL または DEBUG=resource に変更します。

# cat /opt/SUNWscmqi/sib/etc/config
#
# Copyright 2003 Sun Microsystems, Inc.  All rights reserved.
# Use is subject to license terms.
#
# Usage:
#       DEBUG=<RESOURCE_NAME> or ALL
#
DEBUG=ALL
#

注 –

デバッグを無効にするには、この手順を逆に実行して下さい。

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Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の概要

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の計画

構成に関する制限事項

構成に関する要件

例 1 複数の Sun Cluster Broker と UserNameServer を使用する場合

例 2 Sun Cluster 用の Sun Cluster 構成/登録ファイル

Sun Cluster のインストールと構成

Sun Cluster をインストールおよび構成する

手順

Sun Cluster のインストールと構成の確認

Sun Cluster のインストールと構成を確認する

手順

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージのインストール

Web Start プログラムを使用して Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールする

手順

scinstall ユーティリティーを使用して Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールする

手順

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の登録と構成

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator の登録および構成方法

手順

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の確認

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のインストールと構成の確認方法

手順

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のアップグレード

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のアップグレード方法

手順

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator 障害モニターの概要

リソースプロパティー

検証アルゴリズムと機能

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator をデバッグする

Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator のデバッグを有効にする

手順

`scinstall` ユーティリティーを使用して Sun Cluster HA for WebSphere MQ Integrator パッケージをインストールする