Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

クラスタファイルシステムの管理の概要

クラスタファイルシステムを管理するのに特別な Sun Cluster コマンドは必要ありません。クラスタファイルシステムを管理するには、他の Solaris ファイルシステムを管理するときと同じように、Solaris の標準のファイルシステムコマンド (mountnewfs など) などを使用します。クラスタファイルシステムをマウントするには、mount コマンドに -g オプションを指定します。また、起動時に自動的にマウントすることもできます。


注 –

クラスタファイルシステムがファイルを読み取るとき、ファイルシステムはファイルのアクセス時間を更新しません。


クラスタファイルシステムの制限事項

次に、クラスタファイルシステム管理に適用される制限事項を示します。

SPARC: VxFS サポートについてのガイドライン

次の VxFS 機能は、Sun Cluster 3.1 クラスタファイルシステムではサポートされていません。ただし、ローカルのファイルシステムではサポートされます。

キャッシュアドバイザリは使用可能、効果が認められるのは特定のノードのみ

クラスタファイルシステムでサポートされる VxFS のその他の機能とオプションは、すべて Sun Cluster 3.1 ソフトウェアでサポートされます。クラスタ構成でサポートされる VxFS オプションの詳細については、VxFS マニュアルを参照してください。

次に示す VxFS を使って高可用性ファイルシステムを作成する方法に関する指針は、Sun Cluster 3.1 4/04 構成に固有のものです。

次に示す VxFS を管理する方法に関する指針は、Sun Cluster 3.1 4/04 構成に固有のものではありません。しかし、これらのガイドラインは UFS クラスタファイルシステムを管理する方法とは異なります。