Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedureクラスタトランスポートケーブルを有効にする

この手順は、SunPlex Manager GUI を使用しても実行できます。詳細については、SunPlex Manager のオンラインヘルプを参照してください。

このオプションを使用し、既存のクラスタトランスポートケーブルを有効にします。

手順
  1. クラスタ内にある任意のノード上でスーパーユーザーになります。

  2. scsetup(1M) ユーティリティーを実行します。


    # scsetup
    

    メインメニューが表示されます。

  3. 4 (クラスタインターコネクト) を入力して、「クラスタインターコネクトメニュー」にアクセスします。

  4. 7 (トランポートケーブルを有効化) を選択して、トランスポートケーブルを有効にします。

    プロンプトが表示されたなら、指示に従います。ケーブルのいずれかの終端のノード名およびアダプタ名の両方を入力する必要があります。

  5. ケーブルが有効になっていることを確認します。


    # scconf -p
    

例 6–4 クラスタトランスポートケーブルを有効にする

次に、ノード phys-schost-2 にあるアダプタ qfe-1 のクラスタトランスポートケーブルを有効にする例を示します。


[すべてのノードでスーパーユーザーになる]
[scsetup ユーティリティーを入力する:]
# scsetup
「クラスタインターコネクト」、続いて「トランスポートケーブルを有効化」を選択する

プロンプトが表示されたら質問に答える
以下の情報が必要となる
   必須:         
例:
   ノード名           phys-schost-2
   アダプタ名         qfe1
   接続点名           hub1
[ scconf コマンドが正常に終了したことを確認する:]
 
scconf -c -m endpoint=phys-schost-2:qfe1,state=enabled
 
コマンドの実行が正常に完了しました。
scsetup クラスタインターコネクトメニューとメインメニューを停止する
[ケーブルが有効であることを確認する:]
# scconf -p | grep "トランスポートケーブル"
  トランスポートケーブル:   phys-schost-2:qfe1@0 ethernet-1@2    Enabled
  トランスポートケーブル:   phys-schost-3:qfe0@1 ethernet-1@3    Enabled
  トランスポートケーブル:   phys-schost-1:qfe0@0 ethernet-1@1    Enabled