Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedureファイルからディスクパスを監視する

ファイルを使ってディスクパスを監視したり、その監視を解除する場合は、次の手順を使用します。ファイルには、監視または監視解除するコマンドと、ノード名、ディスクパス名を指定します。ファイルの各フィールドは、カラムで区切る必要があります。形式は次の通りです。


syntax in command file:
[u,m] [node|all]:<[/dev/did/rdsk/]d- | [/dev/rdsk/]c-t-d- | all>


command file entry
u schost-1:/dev/did/rdsk/d5
m schost-2:all

注意 – 注意 –

DPM は、Sun Cluster 3.1 10/03 ソフトウェアより前にリリースされたバージョンが動作するノードではサポートされません。ローリングアップグレードが行われているときには DPM コマンドを使用しないでください。すべてのノードをアップグレードしたら、DPM コマンドを使用する前にこれらのノードをオンラインにする必要があります。


手順
  1. クラスタ内にある任意のノード上でスーパーユーザーになります。

  2. ファイルを使ってディスクパスを監視します。


    # scdpm -f filename
    
  3. クラスタのディスクパスとそのステータスを確認します。


    # scdpm -p all:all
    	    
    

例 4–25 ファイルからディスクパスを監視または監視解除する

次の例では、ファイルを使ってディスクパスを監視または監視解除します。


# scdpm -f schost_config
# scdpm -p all:all 
	     schost-1:/dev/did/dsk/d4   Ok
	     schost-1:/dev/did/dsk/d3   Ok
	     schost-2:/dev/did/dsk/d4   Fail
	     schost-2:/dev/did/dsk/d3   Ok
	     schost-2:/dev/did/dsk/d5   Unmonitored
	     schost-2:/dev/did/dsk/d6   Ok