Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedure新しいクラスタノード認証で作業する

Sun Cluster により、新しいノードをクラスタに追加できるか、およびどのタイプの認証で追加するかを判別できます。パブリックネットワーク上のクラスタに加わる新しいノードを許可したり、新しいノードがクラスタに加わることを拒否したり、クラスタに加わるノードを特定できます。新しいノードは、標準 UNIX または Diffie-Hellman (DES) 認証を使用し、認証することができます。DES 認証を使用して認証する場合、ノードが加わるには、すべての必要な暗号化鍵を構成する必要があります。詳細については、keyserv(1M) および publickey(4) のマニュアルページを参照してください。

手順
  1. クラスタ内にある任意のノード上でスーパーユーザーになります。

  2. scsetup(1M) ユーティリティーを実行します。


    # scsetup
    

    メインメニューが表示されます。

  3. クラスタ認証で作業するには、7 (新規ノード) を選択します。

    「新規ノード」メニューが表示されます。

  4. メニューから選択を行って、画面の指示に従います。


例 7–3 新しいマシンがクラスタに追加されないようにする

次に、新しいマシンがクラスタに追加されないようにする、scsetup ユーティリティーから生成された scconf コマンドの例を示します。


# scconf -a -T node=.


例 7–4 すべての新しいマシンがクラスタに追加されるように許可する

次に、すべての新しいマシンがクラスタに追加されるようにする、scsetup ユーティリティーから生成された scconf コマンドの例を示します。


# scconf -r -T all


例 7–5 クラスタに追加される新しいマシンを指定する

次に、単一の新しいマシンがクラスタに追加されるようにする、scsetup ユーティリティーから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -a -T node=phys-schost-4


例 7–6 認証を標準 UNIX に設定する

次に、クラスタに加わる新しいノードの認証を標準 UNIX 認証にリセットする、scsetup ユーティリティーから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -c -T authtype=unix


例 7–7 認証を DES に設定する

次に、クラスタに加わる新しいノードで DES 認証を使用する、scsetup ユーティリティーから生成された scconf(1M) コマンドの例を示します。


# scconf -c -T authtype=des

DES 認証を使用する場合、クラスタにノードが加わるには、すべての必要な暗号化鍵を構成する必要があります。詳細については、keyserv(1M) および publickey(4) のマニュアルページを参照してください。