Sun Cluster のシステム管理 (Solaris OS 版)

Procedure新しいセキュリティー証明書を構成する

独自のセキュリティー証明書を生成することによって、クラスタの管理を安全にし、デフォルト以外で生成された証明書を SunPlex Manager が使用するように構成できます。ここで説明する手順は、SunPlex Manager が特定のセキュリティーパッケージで生成されたセキュリティー証明書を使用するように構成する例です。したがって、実際に行う作業は使用するセキュリティーパッケージによって異なります。


注 –

サーバーが独自の証明書を使用して起動できるように、暗号化されていない証明書を生成する必要があります。クラスタ内の各ノード用に新しい証明書を生成した後は、SunPlex Manager がそれらの証明書を使用するように構成します。独自のセキュリティー証明書は、各ノードで持つ必要があります。


手順
  1. 証明書をノードへコピーします。

  2. /opt/SUNWscvw/conf/httpd.conf 構成ファイルをテキストエディタで開きます。

  3. 次のエントリを編集して、SunPlex Manager が新しい証明書を使用できるようにします。


    SSLCertificateFile <path to certificate file>
    
  4. サーバーの非公開鍵が証明書と関連付けられていない場合、SSLCertificateKeyFile エントリを編集します。


    SSLCertificateKeyFile <path to server key>
    
  5. ファイルを保存し、エディタを終了します。

  6. SunPlex Manager を再起動します。


    # /usr/sbin/smcwebserver restart
    
  7. この手順をクラスタ内の各ノード上で繰り返します。


例 10–1 新しいセキュリティー証明書を使用するための SunPlex Manager の構成

次に、新しいセキュリティー証明書を使用するように SunPlex Manager の構成ファイルを編集する例を示します。


[適切なセキュリティー証明書を各ノードにコピーします]
[構成ファイルを編集します]
# vi /opt/SUNWscvw/conf/httpd.conf
[適切なエントリを編集します]
SSLCertificateFile /opt/SUNWscvw/conf/ssl/phys-schost-1.crt
SSLCertificateKeyFile /opt/SUNWscvw/conf/ssl/phys-schost-1.key

[ファイルを保存して、エディタを終了します]
[SunPlex Manager を再起動します]
# /usr/sbin/smcwebserver restart