Sun Cluster ソフトウェアのインストール (Solaris OS 版)

ProcedureSPARC: Sun Management Center ソフトウェアをアップグレードする

以下の手順を実行して、Sun Management Center 2.1.1 を Sun Management Center 3.0 ソフトウェアまたは Sun Management Center 3.5 ソフトウェアにアップグレードします。

始める前に

次のものを用意します。

手順
  1. 任意の Sun Management Center プロセスを停止します。

    1. Sun Management Center コンソールが動作している場合は、コンソールを終了します。

      コンソールウィンドウで、「ファイル」、「終了」を選択します。

    2. 個々の Sun Management Center エージェントマシン (クラスタノード) で Sun Management Center エージェントプロセスを停止します。


      # /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -a
      
    3. Sun Management Center サーバーマシンで Sun Management Center サーバープロセスを停止します。


      # /opt/SUNWsymon/sbin/es-stop -S
      
  2. スーパーユーザーになって、Sun Cluster モジュールパッケージを削除します。

    pkgrm(1M) コマンドを使用して、次の表に示すすべての場所から、すべての Sun Cluster モジュールパッケージを削除します。

    保存場所 

    削除するモジュールパッケージ 

    各クラスタノード 

    SUNWscsamSUNWscsal

    Sun Management Center コンソールマシン 

    SUNWscscn

    Sun Management Center サーバーマシン 

    SUNWscssv、(SUNWjscssv)

    Sun Management Center 3.0 ヘルプサーバーマシンまたは Sun Management Center 3.5 サーバーマシン 

    SUNWscshl、(SUNWjscshl)


    # pkgrm module-package
    

    表にリストされたすべてのパッケージを削除しない場合、パッケージの依存関係による問題が生じ、Sun Management Center ソフトウェアのアップグレードに失敗する可能性があります。Sun Management Center ソフトウェアをアップグレードしたあと、手順 4 でこれらのパッケージを再インストールしてください。

  3. Sun Management Center ソフトウェアをアップグレードします。

    Sun Management Center のマニュアルに説明されているアップグレード手順に従ってください。

  4. スーパーユーザーとして、Sun Cluster モジュールパッケージを以下の表の場所に再インストールします。

    保存場所 

    インストールするモジュールパッケージ 

    各クラスタノード 

    SUNWscsamSUNWscsal

    Sun Management Center サーバーマシン 

    SUNWscssv、(SUNWjscssv)

    Sun Management Center コンソールマシン 

    SUNWscshl、(SUNWjscshl)

    Sun Management Center 3.0 ヘルプサーバーマシンまたは Sun Management Center 3.5 サーバーマシン 

    SUNWscshl、(SUNWjscshl)

    ヘルプサーバーパッケージ SUNWscshl は、コンソールマシンと Sun Management Center 3.0 ヘルプサーバーマシンまたは Sun Management Center 3.5 サーバーマシンの両方にインストールします。

    1. 適切なプラットフォーム用の Sun Cluster 2 of 2 CD-ROM をマシンの CD-ROM ドライブに挿入します。

    2. Solaris_arch/Product/sun_cluster/Solaris_ver/Packages/ ディレクトリに移動します (archsparc または x86 で、ver は Solaris 8 の場合は 8、Solaris 9 の場合は 9、Solaris 10 の場合は 10 です)。


      # cd /cdrom/cdrom0/Solaris_arch/Product/sun_cluster/Solaris_ver/Packages/
      

      注 –

      クラスタノードにインストールするエージェントパッケージは、SPARC ベースのシステム用と x86 ベースのシステム用の両方が入手可能です。コンソール、サーバー、およびヘルプサーバーマシンのパッケージは、SPARC ベースのシステム用だけが入手可能です。


    3. 適切なモジュールパッケージをマシンにインストールします。

      • Solaris 10 OS が動作しているクラスタノードでは、次のコマンドを使用します。


        # pkgadd -G -d . module-package
        

        -G オプションを使用すると、現在のゾーンだけにパッケージを追加します。これらのパッケージは、大域ゾーンだけに追加する必要があります。したがって、このオプションは、既存の非大域ゾーン、またはあとで作成する非大域ゾーンにパッケージを伝達しないことも指定します。

      • Solaris 8 または Solaris 9 OS が動作しているクラスタノードと、コンソール、サーバー、およびヘルプサーバーマシンでは、次のコマンドを使用します。


        # pkgadd -d . module-package
        
  5. すべての Sun Management Center パッチと Sun Cluster モジュールパッチをクラスタの各ノードに適用します。

  6. Sun Management Center エージェント、サーバー、およびコンソールプロセスを再開します。

    「SPARC: Sun Management Center を起動する」の手順に従います。

  7. Sun Cluster モジュールを読み込みます。

    「SPARC: Sun Cluster モジュールを読み込む」の手順に従います。

    Sun Cluster モジュールがすでに読み込まれている場合は、これをいったん読み込み解除してから再び読み込み、サーバーにキャッシュされているすべてのアラーム定義を消去する必要があります。モジュールを読み込み解除するには、コンソールの「Details」ウィンドウの「Module」メニューから「Unload Module」を選択します。