Sun Cluster の概念 (Solaris OS 版)

フェイルファースト機構

あるノードで重大な問題を検出すると、CMM はクラスタフレームワークに依頼して、そのノードを強制的に停止 (パニック) し、クラスタメンバーシップから取り除きます。この機構を「フェイルファースト」といいます。フェイルファーストがノードを強制的に停止する方法は 2 つあります。

クラスタデーモンが異常終了すると、ノードはパニックし、そのノードのコンソールには次のようなメッセージが表示されます。


panic[cpu0]/thread=40e60: Failfast: Aborting because "pmfd" died 35 seconds ago.
409b8 cl_runtime:__0FZsc_syslog_msg_log_no_argsPviTCPCcTB+48 (70f900, 30, 70df54, 407acc, 0)
%l0-7: 1006c80 000000a 000000a 10093bc 406d3c80 7110340 0000000 4001 fbf0

パニック後、このノードは再起動して、クラスタに再び参加しようとします。あるいは、SPARC ベースのシステムで構成されているクラスタの場合、そのノードは OpenBootTM PROM (OBP) プロンプトのままになることがあります。ノードがどちらのアクションをとるかは、auto-boot? パラメータの設定によって決定されます。auto-boot? を設定するには、OpenBoot PROM の ok プロンプトで eeprom(1M) を使用します。