サンプルのデータサービスがオンラインになったあと、RGM は Monitor_start メソッドを呼び出し、dns_probe メソッドを起動します。
この節では、サンプルアプリケーションの Monitor_start メソッドの重要な部分だけを説明します。parse_args() 関数など、すべてのコールバックメソッドに共通な機能については説明しません。また、syslog() 関数の使用法についても説明しません。共通の機能については、「すべてのメソッドに共通な機能の提供」を参照してください。
Monitor_start メソッドの完全なリストについては、「Monitor_start メソッドのコードリスト」を参照してください。
このメソッドは PMF (pmfadm) を使って検証プログラムを起動します。
Monitor_start メソッドは、RT_basedir プロパティーの値を取得し、PROBE プログラムの完全パス名を構築します。このメソッドは、pmfadm の無限再試行オプション (-n -1、-t -1) を使用して検証プログラムを起動します。つまり、検証プログラムの起動に失敗しても、PMF は検証プログラムを無限に起動しようとします。
# リソースの RT_BASEDIR プロパティーを取得し、検証プログラムが存在する # 場所を確認する。 RT_BASEDIR=`scha_resource_get -O RT_basedir -R $RESOURCE_NAME -G \ $RESOURCEGROUP_NAME` # PMF の制御下でデータサービスの検証を開始する。無限再試行オプションを使って # 検証プログラムを起動する。リソースの名前、タイプ、グループを検証 # プログラムに渡す。 pmfadm -c $RESOURCE_NAME.monitor -n -1 -t -1 \ $RT_BASEDIR/dns_probe -R $RESOURCE_NAME -G $RESOURCEGROUP_NAME \ -T $RESOURCETYPE_NAME