RTR (Resource Type Registration 、リソースタイプ登録) ファイルは、Sun Cluster ソフトウェアに対して、リソースタイプの詳細な情報を指定します。詳細情報には次の情報が含まれます。
実装に必要なプロパティー
これらのプロパティーのデータタイプやデフォルト値
リソースタイプの実装用のコールバックメソッドのファイルシステムパス
システム定義プロパティーのさまざまな設定
ほとんどのリソースタイプ実装では、DSDL に添付されるサンプル RTR ファイルで十分なはずです。必要な作業は、リソースタイプ名、リソースタイプのコールバックメソッドのパス名などの基本的な要素の編集だけです。リソースタイプを実装する際に新しいプロパティーが必要な場合は、そのプロパティーをリソースタイプ実装の RTR ファイルで拡張プロパティーとして宣言します。新しいプロパティーのアクセスには DSDL scds_get_ext_property() ユーティリティーを使用します。