Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)

Procedureリソースプロパティーを変更する

この手順では、リソースの拡張プロパティーと標準プロパティーを変更する方法を説明します。


注 –

この手順は、任意のクラスタノードから実行します。


始める前に

次の情報を用意してください。

手順
  1. クラスタメンバー上でスーパーユーザーになります。

  2. 現在のリソースプロパティー設定を表示します。


    # scrgadm -pvv -j resource
    
  3. リソースプロパティーを変更します。


    # scrgadm -c -j resource -y standard-property=new-value | -x extension-property=new-value
    
    -c

    指定したプロパティーを変更します。

    -j resource

    リソースの名前を指定します。

    -y standard-property =new-value

    変更する標準プロパティーの名前を指定します。

    -x extension-property =new-value

    変更する拡張プロパティーの名前を指定します。

  4. リソースプロパティーが変更されていることを確認します。


    # scrgadm pvv -j resource
    

例 2–21 標準リソースプロパティーの変更

次に、リソース (resource-1) のシステム定義プロパティー (Start_timeout) の変更例を示します。


# scrgadm -c -j resource-1 -y start_timeout=30
# scrgadm -pvv -j resource-1


例 2–22 拡張リソースプロパティーの変更

次に、リソース (resource-1) の拡張プロパティー (Log_level) の変更例を示します。


# scrgadm -c -j resource-1 -x Log_level=3
# scrgadm -pvv -j resource-1