Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)

リソースタイプの削除

使用されていないリソースタイプを削除する必要はありませんが、リソースタイプを削除する場合は、次の手順に従います。


注 –

この手順は、任意のクラスタノードから実行します。


Procedureリソースタイプを削除する

リソースタイプを削除するには、リソースタイプを登録解除する前に、クラスタ内でそのタイプのすべてのリソースを無効にし、削除します。

始める前に

削除するリソースタイプのすべてのインスタンスを特定するには、次のコマンドを入力します。


# scrgadm -pv
手順
  1. クラスタメンバー上でスーパーユーザーになります。

  2. 削除するリソースタイプの各リソースを無効にします。


    # scswitch -n -j resource
    
    -n

    リソースを無効にします。

    -j resource

    無効にするリソースの名前を指定します。

  3. 削除するリソースタイプの各リソースを削除します。


    # scrgadm -r -j resource
    
    -r

    指定したリソースを削除します。

    -j

    削除するリソースの名前を指定します。

  4. リソースタイプの登録を解除します。


    # scrgadm -r -t resource-type
    
    -r

    指定したリソースタイプの登録を解除します。

    -t resource-type

    削除するリソースタイプの名前を指定します。

  5. リソースタイプが削除されていることを確認します。


    # scrgadm -p
    

例 2–14 リソースタイプの削除

次に、リソースタイプのすべてのリソース (resource-type-1) を無効にして削除したあとで、そのリソースタイプを登録解除する例を示します。この例では、resource-1 は、リソースタイプ resource-type-1 のリソースです。


# scswitch -n -j resource-1
# scrgadm -r -j resource-1
# scrgadm -r -t resource-type-1

参照

次のマニュアルページを参照してください。