NFS リソース障害監視は、各 NFS リソースに固有の障害モニターです。各リソースの障害モニターは、リソースによってエクスポートされるファイルシステムを、各共有パスの状態を調べることで監視します。
NFS リソース障害モニター検証を開始する前に、すべての共有パスが dfstab ファイルから読み取られ、メモリーに格納されます。各検証サイクルにおいて、検証機能は次の作業を実行します。
前回の読み取り以降に dfstab が変更されている場合は、メモリーをリフレッシュします。
dfstab ファイルの読み取り中にエラーが発生した場合、リソースの状態は FAULTED に設定され、モニターは、現在の検証サイクル内のチェックの残りをとばします。
障害モニターは、パスに対して stat() を実行することで、すべての共有パスを繰り返し検証します。
問題のあるパスが見つかると、リソースの状態は FAULTED に設定されます。
検証機能は、NFS デーモン (nfsd、mountd、lockd、statd) および rpcbind の存在を確認します。
これらのデーモンのいずれかが停止している場合、リソースの状態は FAULTED に設定されます。
共有パスがすべて有効で、NFS デーモンが存在する場合、リソースの状態は ONLINE にリセットされます。