Sun Cluster Data Service for Oracle Real Application Clusters ガイド (Solaris OS 版)

Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters パッケージのインストール

Sun Cluster の初回のインストール時に Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters パッケージをインストールしなかった場合は、この手順でパッケージをインストールしてください。Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters を実行できるすべてのクラスタノードで、この手順を実行してください。この手順の実行には、Sun Cluster Agents CD-ROM が必要です。

Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters パッケージには次のものがあります。


注 –

Solaris 10 を使用している場合、これらのパッケージは大域ゾーンだけでインストールしてください。また、これらのパッケージが、パッケージをインストールしたあとに作成される非大域ゾーンに伝播されないようにしてください。


pkgadd ユーティリティーを使用して Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters パッケージをインストールします。


注 –

scinstall(1M) ユーティリティーは、このデータサービスのパッケージの自動インストールをサポートしていません。


ProcedureSun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters パッケージをインストールする

手順
  1. CD-ROM ドライブに Sun Cluster Agents CD-ROM をロードします。

  2. スーパーユーザーになります。

  3. 現在の作業ディレクトリを、RAC フレームワーク用のパッケージを含むディレクトリに変更します。


    # cd /cdrom/cdrom0/components/SunCluster_Oracle_RAC_FRAMEWORK_3.1/Solaris_N/Packages
    

    N は、使用している Solaris OS のバージョン番号です。たとえば Solaris 10 を使用している場合、N は 10 です。

  4. Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters を実行可能な各クラスタノードで、pkgadd ユーティリティーを起動します。

    • Solaris 10 を使用している場合は、次のコマンドを入力します。


      # pkgadd -G -d .
      
    • Solaris 8 または Solaris 9 を使用している場合は、次のコマンドを入力します。


      # pkgadd -d .
      
  5. 現在の作業ディレクトリを、ストレージ管理スキーマの組み合わせが必要とするパッケージを含むディレクトリに変更します。

    • Solaris Volume Manager for Sun Cluster を使用している場合は、次のコマンドを実行します。


      # cd /cdrom/cdrom0/components/SunCluster_Oracle_RAC_SVM_3.1/Solaris_N/Packages
      

      N は、使用している Solaris OS のバージョン番号です。たとえば Solaris 10 を使用している場合、N は 10 です。

    • クラスタ機能を備えた VxVM を使用している場合は、次のコマンドを実行します。


      # cd /cdrom/cdrom0/components/SunCluster_Oracle_RAC_CVM_3.1/Solaris_N/Packages
      

      N は、使用している Solaris OS のバージョン番号です。たとえば Solaris 10 を使用している場合、N は 10 です。

    • ハードウェア RAID、Sun StorEdge QFS、Network Appliance NAS デバイス、またはボリュームマネージャーを装備していない ASM を使用している場合は、次のコマンドを実行します。


      # cd /cdrom/cdrom0/components/SunCluster_Oracle_RAC_HWRAID_3.1/Solaris_N/Packages
      

      N は、使用している Solaris OS のバージョン番号です。たとえば Solaris 10 を使用している場合、N は 10 です。

  6. Sun Cluster Support for Oracle Real Application Clusters を実行可能な各クラスタノードで、pkgadd ユーティリティーを起動します。

    • Solaris 10 を使用してる場合は、次のコマンドを入力します。


      # pkgadd -G -d .
      
    • Solaris 8 または Solaris 9 を使用している場合は、次のコマンドを入力します。


      # pkgadd -d .
      
次の手順

次の手順は、次の表に示すように、使用しているプラットフォームに依存します。

プラットフォーム 

次の手順 

SPARC 

「SPARC: Oracle UDLM のインストール」

x86 

「RAC フレームワークリソースグループの登録と構成」