scdidadm(1M) コマンドを実行して、クラスタで利用可能な共有ディスクに対応する raw デバイス ID (DID) を見つけます。
次の例は、 scdidadm -L コマンドの出力の例を示しています。
# scdidadm -L 1 phys-schost-1:/dev/rdsk/c0t2d0 /dev/did/rdsk/d1 1 phys-schost-2:/dev/rdsk/c0t2d0 /dev/did/rdsk/d1 2 phys-schost-1:/dev/rdsk/c0t3d0 /dev/did/rdsk/d2 2 phys-schost-2:/dev/rdsk/c0t3d0 /dev/did/rdsk/d2 |
scdidadm の出力が示す DID を使用して ASM ディスクグループのディスクを設定します。
たとえば、scdidadm の出力によって、ディスク に対応する raw DID が d2 であることがわかったとします。この場合には /dev/did/rdsk/d2s N raw デバイスを使用します。ここで、N はスライス番号です。
ASM_DISKSTRING パラメータを、ASM ディスクグループに使用するデバイスを指定するように変更します。
たとえば、ASM ディスクグループに /dev/did/ を使用するには、次のように、ASM_DISKSTRING パラメータに値 /dev/did/rdsk/d* を追加します。
ASM_DISKSTRING = '/dev/did/rdsk/*'
詳細は、お使いの Oracle のマニュアルを参照してください。
Oracle ファイルに使用しているそのほかすべてのストレージ管理スキーマがインストールされていることを確認します。
Oracle ファイルに使用しているすべてのストレージ管理スキーマがインストールされたあとは、「Sun Cluster ノードの準備」に進みます。