クラスタの 1 つのノードに SAP DB ソフトウェアをインストールします。
SAP DB の標準的な構成を行います。
.XUSER.62 ファイルを、SAP DB インスタンスを管理するオペレーティングシステム (OS) ユーザーのホームディレクトリに作成します。
SAP DB データベースインスタンスを管理するデータベースユーザーの情報が含まれていテキストファイルを作成します。
このファイルの内容については、SAP DB のマニュアルを参照してください。データベースが動作するサーバーの名前として、「構成計画に関する質問」で指定した SAP DB リソースの論理ホスト名を指定します。
このファイルの内容の例を例 4 に示します。
手順 a で作成したテキストファイルから .XUSER.62 ファイルを生成します。
これを実行するには SAP DB の xuser コマンドを使用します。
# xuser -b user-info-file |
.XUSER.62 ファイルの生成に使用するテキストファイルを指定します。
/usr/spool/sql ディレクトリとその内容を、SAP DB がインストールされているノードから SAP DB と SAP xserver のリソースを実行するすべてのノードにコピーします。
すべてのノードのディレクトリとその内容を同じオーナーが所有するようにするために、tar(1) コマンドと rsh(1) コマンドを使用します。
# tar cfB - /usr/spool/sql | rsh destination tar xfB - |
/usr/spool/sql ディレクトリとその内容をコピーする先のノードを指定します。
次の図は、SAP DB インスタンスを管理するデータベースユーザーの情報が含まれているテキストファイルの例です。
DEFAULT dbm dbm TST srvr-1 空白 空白 -1 -1 空白
この例は、SAP DB インスタンスを管理するデータベースユーザーに関して次の情報を指定しています。
XUSER データのこの組み合わせを指すユーザーキーとして DEFAULT を使用します。
データベースユーザーのユーザー名とパスワードはともに dbm です。
SAP DB インスタンスの名前は TST です。
SAP DB リソースの論理ホスト名は srvr-1 です。
構造化照会言語 (SQL) モードは指定されていません。
SAP DB インスタンスのデフォルトのタイムアウト値が使用されます。
SAP DB インスタンスのデフォルトの分離レベルが使用されます。
詳細は、SAP DB のマニュアルを参照してください。