SAP web application server コンポーネントを実行する各ノードで次の手順を行います。
スーパーユーザーとしてノードにログインします。
SAP message server のリソースグループをオンラインにします。
SAP web application server コンポーネントリソースは、SAP message server リソースに依存するように構成されています。
# scswitch -z -g central-rg -h node |
オンラインにするリソースグループを指定します。
オンラインにするリソースグループの名前を指定します。このグループは、SAP message server のリソースグループです。
リソースグループをオンラインにするノードの名前を指定します。 このノードは、ログインしたばかりのノードです。
SAP web application server コンポーネントのリソースグループをオンラインにします。
# scswitch -z -g webas-rg -h node |
オンラインにするリソースグループを指定します。
オンラインにするリソースグループの名前を指定します。このグループは、SAP web application server コンポーネントのリソースグループです。
リソースグループをオンラインにするノードの名前を指定します。このノードは、ログインしたばかりのノードです。
SAP web application server コンポーネントを終了します。
SAP web application server コンポーネントがローカルで再起動されることを確認します。
手順 4の異常終了処理が、指定された時間間隔内で指定された回数だけ繰り返される場合、結果生じる動作は、SAP web application server コンポーネントリソースがフェイルオーバーとして構成されているか、スケーラブルリソースとして構成されているかによって異なります。
SAP web application server コンポーネントリソースをフェイルオーバーリソースとして構成した場合は、リソースは使用可能なノードにフェイルオーバーします。ノードを使用できない場合、SAP web application server コンポーネントはオフラインになります。
SAP web application server コンポーネントリソースをスケーラブルリソースとして構成した場合は、リソースはそのノードでオフラインになります。
scstat コマンドを実行して、SAP web application server コンポーネントのステータスを調べます。
フェイルオーバーまたはオフラインになる前にアプリケーションを異常終了させられる最大回数は、標準プロパティー Retry_count で、時間間隔は標準プロパティー Retry_interval で指定されます。これらのプロパティーについては、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の「リソースのプロパティー」を参照してください。