Sun Cluster Data Service for Siebel ガイド (Solaris OS 版)

Siebel のインストールと構成の確認

ここでは、Siebel のインストールと構成を確認する手順について説明します。

ProcedureSiebel のインストールと構成を確認する

次の手順で Siebel ゲートウェイ、Siebel サーバー、および Siebel データベースのインストールと構成を確認します。データサービスをまだインストールしていないため、この手順ではアプリケーションの可用性が高いかどうかを確認することはできません。

手順
  1. リソース (複数可) をオンラインにする予定のノード上で、論理ホスト名がオンラインになっていることを確認します。

  2. Siebel ゲートウェイを起動するユーザーとして、Siebel ゲートウェイを手動で起動します。

  3. Siebel サーバーを起動するユーザーとして、Siebel サーバーを手動で起動します。

  4. odbcsql を使用して、Siebel データベースに接続できるかどうかを確認します。


    # odbcsql /s siebsrvr_siebel_enterprise /u dbuser /p dbpassword
    
  5. srvrmgrlist servers サブコマンドを実行します。

    Siebel サーバーの可用性を高く構成する前、Siebel サーバーの HOST_NAME パラメータには物理ホスト名が表示されます。

    Siebel サーバーの可用性を高く構成したあと、このコマンドの出力は、使用している Siebel のバージョンによって異なります。

    • Siebel 7.7 を使用している場合、Siebel サーバーの HOST_NAME パラメータには、Siebel サーバーが動作しているノードの「物理」ホスト名が表示されます。したがって、このコマンドを実行するたびに、Siebel サーバーリソースがフェイルオーバーまたはスイッチオーバーしているかどうかによって、異なる名前が表示される可能性があります。

    • Siebel 7.7 より前のバージョンを使用している場合、Siebel サーバーの HOST_NAME パラメータには「論理」ホスト名が表示されます。

  6. Siebel 7.7 を使用している場合は、serverhostaddress パラメータに Siebel サーバーの論理ホスト名リソースの IP アドレスが設定されていることを確認します。


    $ srvrmgr:hasiebel> list advanced param serverhostaddress
    
  7. Siebel の専用クライアントとサポート対象の thin クライアント (ブラウザ) を使用して、販売、コールセンターなどの各種 Siebel ユーザーセッションをテストします。

  8. Siebel サーバーを起動したユーザーとして、Siebel サーバーを手動で停止します。

  9. Siebel ゲートウェイを起動したユーザーとして、Siebel ゲートウェイを手動で停止します。