付録  A Sun Cluster HA for Siebel 拡張プロパティー

以下の各節で、Sun Cluster HA for Siebel リソースタイプの拡張プロパティーについて説明します。

• 「SUNW.sblsrvr 拡張プロパティー」

• 「SUNW.sblgtwy 拡張プロパティー」

システム定義のプロパティーについての詳細は、r_properties(5) と rg_properties(5) のマニュアルページを参照してください。

SUNW.sblsrvr 拡張プロパティー

SUNW.sblsrvr リソースタイプは、Sun Cluster 構成に組み込まれた Siebel サーバーを意味します。このリソースタイプには、次のような拡張プロパティーが設定されます。

Confdir_list

このプロパティーには、Siebel サーバーのルートディレクトリに対するパス名を指定します。

データタイプ: 文字列配列

初期値: なし

調整:作成時

Monitor_retry_count

このプロパティーは、障害モニターの再起動を制御します。このプロパティーは、プロセスモニター機能が障害モニターを再起動する回数を示します。これは、pmfd(1M) コマンドに指定する -n オプションに相当します。再起動回数のカウントは、指定されたタイムウィンドウで行われます (Monitor_retry_interval を参照)。このプロパティーは、障害モニター自身の再起動を制御するのであって、Siebel サーバーの再起動を制御するわけではありません。Siebel サーバーの再起動は、システム定義プロパティー Thorough_Probe_Interval、Retry_Interval、および Retry_Count によって、各プロパティーの説明に記述されているとおりに制御されます。r_properties(5) を参照してください。

データタイプ: 整数

初期値: 4

調整: 任意の時点

Monitor_retry_interval

このプロパティーには、障害モニターに発生する障害をカウントし続ける時間 (分単位) を指定します。これは pmfadm コマンドで指定する -t オプションに相当します。障害モニターでの障害発生数が Monitor_retry_count の指定値を超過すると、プロセスモニター機能による障害モニターの再起動は行われなくなります。

データタイプ: 整数

初期値: 2

調整: 任意の時点

Probe_timeout

このプロパティーには、障害モニターが Siebel サーバーインスタンスの検証に使用するタイムアウト値 (秒単位) を指定します。

データタイプ: 整数

初期値: 300

調整: 任意の時点

Siebel_enterprise

このプロパティーには Siebel enterprise の名前を指定します。

データタイプ: 文字列配列

初期値: なし

調整:作成時

Siebel_server

このプロパティーには、Siebel サーバーの名前を指定します。

データタイプ: 文字列配列

初期値: なし

調整:作成時

SUNW.sblgtwy 拡張プロパティー

SUNW.sblgtwy リソースタイプは、Sun Cluster 構成に組み込まれた Siebel ゲートウェイを意味します。このリソースタイプには、次のような拡張プロパティーが設定されます。

Confdir_list

このプロパティーには、Siebel ゲートウェイのルートディレクトリに対するパス名を指定します。

データタイプ: 文字列配列

初期値: なし

調整:作成時

Monitor_retry_count

このプロパティーは、障害モニターの再起動を制御します。このプロパティーは、プロセスモニター機能が障害モニターを再起動する回数を示します。これは、pmfd(1M) コマンドに指定する -n オプションに相当します。再起動回数のカウントは、指定されたタイムウィンドウで行われます (Monitor_retry_interval を参照)。このプロパティーは、障害モニター自身の再起動を制御するのであって、Siebel ゲートウェイの再起動を制御するわけではありません。Siebel ゲートウェイの再起動は、システム定義プロパティーの Thorough_Probe_Interval とRetry_Interval で制御します。r_properties(5) を参照してください。

データタイプ: 整数

初期値: 4

調整: 任意の時点

Monitor_retry_interval

このプロパティーには、障害モニターに発生する障害をカウントし続ける時間 (分単位) を指定します。これは pmfadm コマンドで指定する -t オプションに相当します。障害モニターでの障害発生数が、拡張プロパティー Monitor_retry_count の指定値を超過すると、プロセスモニター機能による障害モニターの再起動は行われなくなります。

データタイプ: 整数

初期値: 2

調整: 任意の時点

Probe_timeout

このプロパティーには、障害モニターが Siebel ゲートウェイインスタンスの検証に使用するタイムアウト値 (秒単位) を指定します。

データタイプ: 整数

初期値: 120

調整: 任意の時点