Sun Cluster HA for Sun Java System Application Server EE (HADB) のインストールと構成の計画

この節では、Sun Cluster HA for Sun Java System Application Server EE (HADB) のインストールと構成を計画するのに必要な情報について説明します。

構成の制限と要件

静的ファイルとデータは、各クラスタノードのローカルファイルシステム上に格納します。Sun Java System Application Server Enterprise Edition ソフトウェアをインストールした時点で、Sun Java System Application Server EE (HADB) ソフトウェアはインストールされます。手順については、『Sun Cluster Data Service for Sun Java System Application Server ガイド (Solaris OS 版)』を参照してください。データベースが作成されると、デフォルトで構成ファイルとデータファイルが各クラスタノードのローカルファイルシステム上に作成されます。詳細については、Sun Java System Application Server のマニュアルを参照してください。

Solaris 5.8 を使用している場合、次の手順を実行する必要があります。

1. ファイル /etc/init.d/ma-initd を編集します。

2. ファイルの先頭に次のエントリを追加します。

   _JAVA_OPTIONS="-Djava.net.preferIPv4Stack=true" 
   export _JAVA_OPTIONS

3. ファイルを保存します。

構成計画の考慮事項

Sun Cluster HA for Sun Java System Application Server EE (HADB) のインストールと構成を計画するのに役立つ情報については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の「データサービスのインストールと構成に関する考慮事項」を参照してください。また、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の付録 C「データサービス構成のワークシートと記入例」にあるワークシートも参照してください。

HADB データサービスを別の高可用性アプリケーションと併用することを選択した場合、リソースの依存関係が存在する場合があります。Resource_dependencies プロパティーの説明については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の付録 A「標準プロパティ」を参照してください。