次の手順で、Sun Cluster HA for BEA WebLogic Server をフェイルオーバーデータサービスとして構成します。次の手順は、「シンプルな構成」 で説明した構成を使用しており、かつ、「BEA WebLogic Server アプリケーションのインストールと構成」で説明したように BEA WebLogic Serves を構成していることを想定しています。また、これらの手順はユーザーがすでにリソースグループ RG1 と RG2 を作成し、これらのリソースグループ内にリソース logical-host-1 と logical-host-2 を作成してあることを前提としています。論理ホスト名リソースを作成する手順については、「ノードを準備する」を参照してください。別の構成を計画している場合は、BEA WebLogic Server リソースを適宜構成する必要があります。
データベースを使用している場合は、Sun Cluster HA for BEA WebLogic Server を起動する前にデータベースがアクセス可能かをチェックしてください。
BEA WebLogic Server リソースタイプを追加します。
# scrgadm -a -t SUNW.wls |
RG1 リソースグループ内に BEA WebLogic Admin Server リソースを作成します。
# scrgadm -a -j admin-rs -t SUNW.wls -g RG1 \ -x Confdir_list=/global/bea/beahome/weblogic700 \ -x Server_url=http://logical-host-1:7001 \ -x Start_script=/global/bea/beahome/user_projects/petstore/startWebLogic.sh |
この構成ではスムーズなシャットダウンは有効になりません。Sun Cluster HA for BEA WebLogic Server の stop メソッドは、BEA WebLogic Administration Server を強制的にシャットダウンします (プロセスを終了する)。スムーズなシャットダウンを有効にする構成については、「スムーズにシャットダウンするリソースを作成する」を参照してください。詳細は、「STOP メソッド」を参照してください。
RG2 リソースグループ内に BEA WebLogic Managed Server リソースを作成します。
# scrgadm -a -j managed-rs -t SUNW.wls -g RG2 \ -x Confdir_list=/global/bea/beahome/weblogic700 \ -x Server_url=http://logical-host-2:7004 \ -x Start_script=/global/bea/beahome/user_projects/petstore/startManagedWebLogic.sh |