Sun Cluster Data Service for WebLogic Server ガイド (Solaris OS 版)

START メソッド

リソース内で構成された BEA WebLogic Server が起動する前に、BEA WebLogic Server 構成とリソース拡張プロパティーが検証されます。db_probe_script 拡張プロパティーが設定されている場合には、この拡張プロパティーに設定されたスクリプトを起動してデータベースの検証が行われます。データベースが起動している場合は、拡張プロパティー Start_script に構成されている START スクリプトを pmf の制御下で呼び出すことによって、BEA WebLogic Server が起動されます。データベースが起動していない場合は、START メソッドは成功を示すコードを返し、検証メソッドに BEA WebLogic Server ソフトウェアの起動処理を任せます。検証メソッドは、データベースが起動して BEA WebLogic Server を起動するまで待機します (「検証アルゴリズムと機能」を参照)。

pmf 下の START スクリプトを起動したあと、START メソッドは BEA WebLogic Server が RUNNING モードになるのを待ってから、成功を宣言します。BEA WebLogic Server の稼動を待機する間、検証メソッドはサーバーの起動をチェックするためにサーバーに接続を試みます。起動時に、コンソールにはメッセージが表示されます。メッセージ「Failed to connect to host logical-host-1 and port 7001: Connection refused」は、BEA WebLogic Server が完全に起動するまで継続して表示されます。BEA WebLogic Server が RUNNING モードになった時点で、START メソッドはステータスを「Started Successfully」に設定します。