/opt/SUNWsczone/xxx /etc ディレクトリの config ファイルを使用すると、Solaris Zone リソースのデバッグを起動できます。xxx は、ブートコンポーネントの場合は sczbt を表し、スクリプトコンポーネントの場合は sczsh を表し、SMF コンポーネントの場合は sczsmf を表します。
Sun Cluster HA for Solaris Containers の各コンポーネントには、Solaris Zone リソースのデバッグを起動できる config があります。各コンポーネントのこのファイルの位置は次のとおりです。
ゾーンブートコンポーネントの場合、このファイルは /opt/SUNWsczone/sczbt/etc ディレクトリに含まれています。
ゾーンスクリプトコンポーネントの場合、このファイルは /opt/SUNWsczone/sczsh/etc ディレクトリに含まれています。
ゾーン SMF コンポーネントの場合、このファイルは /opt/SUNWsczone/sczsmf/etc ディレクトリに含まれています。
Sun Cluster HA for Solaris Containers のデバッグが有効であるかどうかを判断します。
デバッグが無効である場合、/etc/syslog.conf ファイルに daemon.notice が設定されています。
# grep daemon /etc/syslog.conf *.err;kern.debug;daemon.notice;mail.crit /var/adm/messages *.alert;kern.err;daemon.err operator # |
デバッグが無効である場合、/etc/syslog.conf ファイルを編集して、daemon.notice を daemon.debug に変更します。
Sun Cluster HA for Solaris Containers のデバッグが有効であることを確認します。
デバッグが有効である場合、/etc/syslog.conf ファイルに daemon.debug が設定されています。
# grep daemon /etc/syslog.conf *.err;kern.debug;daemon.debug;mail.crit /var/adm/messages *.alert;kern.err;daemon.err operator # |
syslogd デーモンを再起動します。
# pkill -1 syslogd |
/opt/SUNWsczone/sczbt/etc/config ファイルを編集して、DEBUG= を DEBUG=ALL または DEBUG=sczbt-rs に変更します。
# cat /opt/SUNWsczone/sczbt/etc/config # # Copyright 2005 Sun Microsystems, Inc. All rights reserved. # Use is subject to license terms. # # Usage: # DEBUG=<RESOURCE_NAME> or ALL # DEBUG=ALL # |
デバッグを無効にするには、これらの手順を逆にします。