Sun Cluster Data Service for SWIFTAlliance アクセスガイド (Solaris OS 版)

Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access の概要

HA エージェントは、SWIFTAlliance Access バージョン 4 およびバージョン 5 で動作するように作成されています。SWIFTAlliance Access は DCE に依存するため、Solaris 対応の IBM DCE バージョン v3.2 ソフトウェアもインストールする必要があります。SWIFTAlliance AccessTM は SWIFT の商標です。

Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access データサービスのメカニズムによって、Sun Cluster サービスの順序正しい起動、停止、障害モニター、自動フェイルオーバーを実行できます。次に、Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access データサービスによって保護される Sun Cluster コンポーネントを示します。

表 2 コンポーネントの保護

構成要素 

コンポーネントを保護するデータサービス 

DCE デーモン 

Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access  

SWIFT Alliance Access 

Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access 


注 –

HA エージェントは、DCE コンポーネントに対してのみ障害モニターを提供します。SWIFTAlliance Access が停止した場合、自動的な再起動は行われません。この動作は SWIFT により明示的に要求されていました。Sun Cluster ソフトウェアに慣れていないユーザーは、クラスタ上で稼働していない場合と同様にこのアプリケーションを操作できます。HA エージェントは、起動、停止、フェイルオーバー、およびスイッチオーバーを実行します。これは、あるノードに障害が発生した場合、もう一方のノードが自動的にアプリケーションを起動することを意味します。