Sun Cluster Data Service for SWIFTAlliance アクセスガイド (Solaris OS 版)

Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access 障害モニターの概要

ここでは、Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access 障害モニターの検証アルゴリズム (機能) について説明するとともに、検証の失敗に関連する条件、メッセージ、回復処理を示します。

障害モニターの概念については、『Sun Cluster 3.1 の概念』を参照してください。

リソースプロパティー

Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Access 障害モニターでは、SUNW.gds というリソースタイプと同じリソースプロパティーを使用します。使用するリソースプロパティーの全リストについては、SUNW.gds(5) のマニュアルページを参照してください。

検証アルゴリズムと機能

障害モニターが検証するのは DCE デーモンだけです。SWIFTAlliance Access に組み込まれている実行可能ファイルは検証しません。これは Swift からの明示的な要求です。これにより、オペレータはクラスタに注意を払うことなく SWIFTAlliance Access の起動と停止を行うことができます。

自動フェイルオーバーが発生した場合、可能性として最も高いのは DCE の問題です。SWIFTAlliance Access アプリケーションによるフェイルオーバーは、現在のノードで起動できなかった場合だけ発生します。