ここでは、Sun Cluster HA for MySQL 障害モニターのプローブアルゴリズムまたは機能について説明し、プローブの失敗に関連する条件、メッセージ、回復処理を示します。
障害モニターの概念については、『Sun Cluster 3.1 の概念』を参照してください。
Sun Cluster HA for MySQL 障害モニターでは、リソースタイプ SUNW.gds と同じリソースプロパティーを使用します。使用するリソースプロパティーの全リストについては、SUNW.gds(5) のマニュアルページを参照してください。
MySQL の検証手順
Thorough_probe_interval の間、休止します。
コマンド mysqladmin、引数 ping、および定義済みの障害モニターユーザー障害 <fmuser> を使用して、MySQL インスタンスに接続します。失敗した場合、MySQL リソースが再起動されます。
さらに 300 秒間隔で、次の条件も検証します。
MySQL インスタンスがスレーブ構成の場合、プローブは MySQL インスタンスが対応するマスターに接続されているかどうかを調べます。スレーブが接続されていない場合、システムログにエラーメッセージが書き込まれます。
内容ではなく、すべてのデータベースとテーブルが一覧表示できるか確認されます。何らかのエラーが発生した場合は、エラーメッセージが syslog に書き込まれます。
定義されたテストデータベース上で機能テストが実行されます (たとえば、テーブルの作成、テーブルへの挿入、テーブルの更新、テーブルからの削除、テーブルのドロップ) 。動作が 1 つでも失敗すると、MySQL リソースが再起動されます。
すべての MySQL プロセスが停止した場合は、pmf がプローブに割り込み、ただちに MySQL リソースが再起動されます。
MySQL リソースが繰り返し再起動した結果、Retry_interval 内の Retry_count に達した場合に、Failover_enabled に TRUE が設定されているときは、リソースグループはほかのノードにフェイルオーバーされます。