ここでは、Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway のインストールと構成の計画について説明します。
Sun Cluster ソフトウェアによって課せられていない構成の制限事項と要件については、インストールと構成を始める前に、SWIFTAlliance Gateway のマニュアルを参照してください。Sun Cluster ソフトウェアによる制約については、Sun Cluster のマニュアルを参照してください。
以降の節で説明する構成の制限は Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway だけに適用されます。
データサービス構成がこれらの制限事項に従わない場合、このデータサービス構成はサポートされない可能性があります。
すべてのデータサービスに適用される制限事項については、『Sun Cluster 3.1 8/05 ご使用にあたって (Solaris OS 版)』を参照してください。
Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway は SWIFTAlliance Gateway バージョン 4.0.20 以降および 5.0 以降をサポートしています。
フェイルオーバーファイルシステムにインストールできるのは、SWIFTNet Link と SWIFTAlliance Gateway ソフトウェアだけです。SWIFTAlliance Gateway の動作に Websphere MQ クライアントソフトウェアが必要である場合は、各ノードのローカルファイルシステムの同じパスに Websphere MQ クライアントソフトウェアをインストールしてください。デフォルトのパスは /opt/mqm です。
Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway をスケーラブルデータサービスとして構成することはできません。
ここで説明する構成の制約は Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway だけに適用されます。
これらの要件を満たしていないデータサービス構成は、サポートされない場合があります。
すべてのデータサービスに適用される要件については、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の「Sun Cluster データサービス構成のガイドライン」を参照してください。
Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway をフェイルオーバーデータサービスとして構成する必要があります。
SWIFTAlliance Gateway 4.0 を実行している場合は、SWIFTAlliance Gateway の起動と停止の機能のみが含まれるオペレータプロファイルを使用して、SWIFTAlliance Gateway オペレータを作成します。このオペレータは、起動、停止、およびステータスコマンドの SWIFTAlliance Gateway への送信に使用します。セキュリティー上の理由により、アプリケーションの起動と停止には管理者プロファイルを使用しないでください。
SWIFTAlliance Gateway 5.0 を実行中である場合、SWIFTAlliance Gateway システムから sag_system コマンドを直接送信するためのオペレータの名前とパスワードは必要ありません。
Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway のインストールと構成では、構成に関する以下の点を考慮する必要があります。
Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway を構成して Sun Cluster インスタンスとその各コンポーネントを保護します。次の表に、これらのコンポーネントとその依存関係の概要を示します。
表 3 Sun Cluster コンポーネント
構成要素 |
依存性 |
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SWIFTAlliance Gateway このコンポーネントには SWIFTNet Link インスタンスが含まれています。 |
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Sun Cluster コンポーネントには、2 つの構成ファイルと 1 つの登録スクリプトがあります。
この構成ファイルには、データサービスを有効にして、SWIFTAlliance Gateway の正しいインスタンスと、必要なユーザーとパスワードの組み合わせを探すための設定が含まれています。 |
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この構成ファイルには、Sun Cluster フレームワークにデータサービスとアプリケーションを登録するための設定が含まれています。 |
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この登録スクリプトを使用すると、データサービスを登録できます。 |
Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway のインストールと構成を計画するときには、この項の質問を使用します。『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の「構成のワークシート」にあるデータサービスワークシートに、質問の答えを記入してください。
SWIFTNet 接続およびインターネット接続がありますか?インストールには SWIFT nv からのセキュリティー保護されたサーバーが必要です。
SWIFTAlliance Gateway のライセンスキーがありますか?ない場合は、この情報を取得してください。
SWIFTAlliance Gateway のインストールマニュアルがありますか?ない場合は、http://www.swift.com からこのマニュアルをダウンロードしてください。
フェイルオーバーデータサービスとして Sun Cluster HA for SWIFTAlliance Gateway を実行する前に、次の質問に答えてください。
クラスタファイルシステムではなくローカルファイルシステムを使用することのメリットとデメリットについては、『Sun Cluster データサービスの計画と管理 (Solaris OS 版)』の「Sun Cluster データサービス構成のガイドライン」を参照してください。