Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを有効にすると、次の Sun Cluster リソースグループが作成されます。
geo-clusterstate – ノードがフェイルオーバーされるケースとクラスタが再起動されるケースを区別するときに Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアによって使用されるスケーラブルリソースグループ。このリソースグループにはリソースは含まれません。
geo-infrastructure – Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーをカプセル化するフェイルオーバーリソースグループ。このリソースグループには、次のリソースが含まれます。
geo-clustername – Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアの論理ホスト名をカプセル化します。Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアは、クラスタ間の管理通信とハートビート通信に、クラスタの論理ホスト名を使用します。論理ホスト名は、クラスタの名前と同一にし、各クラスタのネームスペース上で使用できるようにする必要があります。
geo-hbmonitor – Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアのハートビートプロセスをカプセル化します。
geo-failovercontrol – Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェア自体をカプセル化します。Sun Cluster Geographic Edition モジュールは、このリソースを使用して共通エージェントコンテナへの読み込みを行います。
これらのリソースは内部的に使用されるだけです。このため、これらのリソースは変更しないでください。
これらの内部リソースは、ユーザーが Sun Cluster Geographic Edition インフラストラクチャーを無効にする場合に除去されます。
scstat -g コマンドを使用して、これらのリソースの状態を監視できます。このコマンドの詳細については、scstat(1M) のマニュアルページを参照してください。