Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理

ProcedureHitachi TrueCopy 保護グループを主クラスタから二次クラスタにスイッチオーバーする方法

始める前に

スイッチオーバーを正常に完了するためには、主クラスタと二次クラスタ間のデータ複製が有効状態で、かつ、これら 2 つのクラスタ上のデータボリュームが同期していなければなりません。

主クラスタから二次クラスタへ保護グループのスイッチオーバーを行うには、次の条件が満たされている必要があります。


注意 – 注意 –

Cluster_dgs プロパティーを構成してある場合、この プロパティーに指定されているデバイスグループに書き込むことができるのは保護グループに属するアプリケーションだけです。


手順
  1. クラスタノードの 1 つにログインします。

    この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. スイッチオーバーを開始します。

    スイッチオーバーでは、保護グループに属するアプリケーションリソースグループの停止と起動が行われます。


    # geopg switchover [-f] -m new-primary-cluster protection-group-name
    
    -f

    ユーザーに確認することなく、強制的にコマンドを実行します。

    -m new-primary-cluster

    保護グループの新しい主クラスタにするクラスタの名前を指定します。

    protection-group-name

    保護グループの名前を指定します。


例 11–1 主クラスタから二次クラスタへの強制的なスイッチオーバー

次に、二次クラスタにスイッチオーバーする例を示します。


# geopg switchover -f -m cluster-newyork tcpg