Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理

ハートビートの概要

Sun Cluster Geographic Edition のハートビートは、複数のハートビートプラグインのコンテナになっています。ハートビートには、名前と、調整可能なプロパティー Query_interval が 1 つあります。Query_interval プロパティーは、ハートビート状態要求間の遅延を指定します。

ハートビートプラグインにより、実際の物理的な監視アクティビティーが簡易化されます。プラグインは、必須の照会コマンドまたは照会ライブラリ、オプションの要求エージェントおよび応答エージェント、タイプ、および Plugin_properties 文字列によって定義されます。

Sun Cluster Geographic Edition 製品には、次のデフォルトプラグインが用意されています。

カスタムハートビートを指定せずに geops create または geops join コマンドを実行すると、そのたびに、デフォルトのハートビートプラグインを使用するデフォルトのハートビートが作成されます。デフォルトのハートビートの名前は、hb_local-cluster-name~remote-cluster-name という形式になります。geops コマンドについては、geops(1M) のマニュアルページを参照してください。

カスタムハートビートプラグインを作成し、このプラグインに、デフォルトのハートビートや新しいカスタムハートビートを関連付けることができます。


注 –

カスタムハートビートは特殊な用途向けであり、構成時には注意が必要です。使用中のシステムでカスタムハートビートを使用する必要がある場合は、Sun の技術担当者に問い合わせてください。