Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理

ProcedureHitachi TrueCopy 保護グループを検証する方法

始める前に

geoadm status の出力で保護グループの Configuration 状態が Error と表示された場合、geopg validate コマンドを使用して構成を検証できます。このコマンドは、保護グループとそのエンティティーの現在の状態を検査します。

保護グループとそのエンティティーが有効であれば、保護グループの Configuration 状態は OK に設定されます。構成ファイル内にエラーが見つかると、geopg validate コマンドはそのエラーについてのメッセージを表示し、構成はエラー状態にとどまります。この場合、ユーザーは構成内のエラーを修正し、geopg validate コマンドをもう一度実行できます。

保護グループの構成を検証する前に、検証する保護グループがローカルに存在していることと、パートナーシップの関係にある両方のクラスタの全ノードで共通エージェントコンテナがオンライン状態であることを確認します。

手順
  1. クラスタノードの 1 つにログインします。

    この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。

  2. 保護グループの構成を検証します。

    このコマンドで検証されるのは、ローカルクラスタ上の保護グループの構成だけです。パートナークラスタ上の保護グループ構成を検証するには、次のコマンドをパートナークラスタでもう一度実行します。


    # geopg validate protection-group-name 
    
    protection-group-name

    単一の保護グループを識別する一意の名前を指定します


例 10–5 保護グループの構成の検証

次に、保護グループを検証する例を示します。


# geopg validate tcpg

保護グループの検証中にデータ複製サブシステムによって行われる検証

保護グループの検証中、Hitachi TrueCopy データ複製層は次の検証を行います。