geoadm status の出力で保護グループの Configuration 状態が Error と表示された場合、geopg validate コマンドを使用して構成を検証できます。このコマンドは、保護グループとそのエンティティーの現在の状態を検査します。
保護グループとそのエンティティーが有効であれば、保護グループの Configuration 状態は OK に設定されます。構成ファイル内にエラーが見つかると、geopg validate コマンドはそのエラーについてのメッセージを表示し、構成はエラー状態にとどまります。この場合、ユーザーは構成内のエラーを修正し、geopg validate コマンドをもう一度実行できます。
保護グループの構成を検証する前に、検証する保護グループがローカルに存在していることと、パートナーシップの関係にある両方のクラスタの全ノードで共通エージェントコンテナがオンライン状態であることを確認します。
クラスタノードの 1 つにログインします。
この手順を行うには、Geo Management RBAC 権利プロファイルがユーザーに割り当てられている必要があります。RBAC の詳細は、「Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアと RBAC」を参照してください。
保護グループの構成を検証します。
このコマンドで検証されるのは、ローカルクラスタ上の保護グループの構成だけです。パートナークラスタ上の保護グループ構成を検証するには、次のコマンドをパートナークラスタでもう一度実行します。
# geopg validate protection-group-name |
単一の保護グループを識別する一意の名前を指定します
次に、保護グループを検証する例を示します。
# geopg validate tcpg |
保護グループの検証中、Hitachi TrueCopy データ複製層は次の検証を行います。
データ複製層は、horcmd デーモンが少なくとも、保護グループの Nodelist プロパティーで指定されているノードの 1 つで動作しているかどうかを確認します。データ複製層はまた、horcmd デーモンが動作しているノードから Hitachi TrueCopy ストレージデバイスへのパスが存在するかどうかも確認します。
horcmdデーモンについての詳細は、『Sun StorEdge SE 9900 V Series Command and Control Interface User and Reference Guide』を参照してください。
Cluster_dgs プロパティーが指定されている場合、データ複製層は、scstat -D コマンドを使用することによって、指定されたデバイスグループが有効な Sun Cluster デバイスグループであるかどうかを確認します。データ複製層はまた、そのデバイスグループが有効な種類であるかどうかも確認します。
データ複製層は、保護グループに追加されている各 Hitachi TrueCopy デバイスグループのプロパティーを検証します。