この手順では、Sun Cluster で Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 ボリュームを構成する例を示します。これらのボリュームは、Solaris ボリュームマネージャーボリューム、VERITAS Volume Manager ボリューム、または raw デバイスボリュームのいずれかです。
ボリュームは、Sun Cluster のデバイスグループレベルでカプセル化されます。Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 ソフトウェアは、このデバイスグループインタフェースを介して、Solaris ボリュームマネージャーディスクセット、VERITAS Volume Manager ディスクグループ、または raw デバイスと対話します。ボリュームのパスは、次の表に示すように、ボリュームタイプによって異なります。
ボリュームタイプ |
パス |
---|---|
Solaris ボリュームマネージャー |
/dev/md/diskset-name /rdsk/d# (# は 1 桁の数字) |
VERITAS Volume Manager |
/dev/vx/rdsk/disk-group-name /volume-name |
raw デバイス |
/dev/did/rdsk/d#s# |
Solaris ボリュームマネージャーまたはディスクグループ avsdg のどちらか、VERITAS Volume Manager、または cluster-paris と cluster-newyork 上の raw デバイスのどちらかを使用し、ディスクセット avsset を作成します。
たとえば、raw デバイスを使用してボリュームを構成する場合は、cluster-paris と cluster-newyork 上の raw デバイスグループ dsk/d3 を選択します。
cluster-paris 上のディスクセットまたはディスクグループ内にボリュームを 2 つ作成します。
システムがロギングモードの場合、Sun StorEdge Availability Suite ソフトウェアはデータボリュームの変更を追跡するため、データボリュームごとに専用のビットマップボリュームを必要とします。
raw デバイスを使用してボリュームを構成する場合は、cluster-paris 上のデバイス /dev/did/rdsk/d3 に、/dev/did/rdsk/d3s3 と /dev/did/rdsk/d3s4 の 2 つのパーティションを作成します。
cluster-newyork 上のディスクセットまたはディスクグループ内にボリュームを 2 つ作成します。
raw デバイスを使用してボリュームを構成する場合は、cluster-paris 上のデバイス /dev/did/rdsk/d3 に、/dev/did/rdsk/d3s5 と /dev/did/rdsk/d3s6 の 2 つのパーティションを作成します。