次の表は、Sun Cluster Geographic Edition ソフトウェアで定義されている一般的なハートビートプラグインのプロパティーについて説明しています。
表 A–2 一般的なハートビートプラグインのプロパティー
プロパティー |
説明 |
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Plugin_properties (文字列) |
プラグインに固有のプロパティ文字列を指定します。 調整の推奨事項: このプロパティーの値は作成時に割り当てられ、実行時に調整できます。 カテゴリ: 任意 初期値: ありません。ただしデフォルトのハートビートプラグイン tcp_udp_plugin と ping-plugin を使用するハートビートを除きます。 tcp_udp_plugin プラグインに関しては、この文字列の書式は remote-IP-address /UDP/2084/ipsec, remote-IP-address /TCP/2084/ipsec とあらかじめ定義されています。remote_IP_address 引数は、パートナークラスタの IP アドレスを指定します。オプションの ipsec 引数は、true または false のブール値を持つ IPsec をプラグインが使用するかどうかを指定します。 ping-plugin の場合、この文字列の書式は remote_IP_address として事前に定義されています。remote_IP_address はパートナークラスタの IP アドレスを指定します。 |
Query_cmd (文字列) |
ハートビート状態要求コマンドへのパスを指定します。 調整の推奨事項: このプロパティーの値は作成時に割り当てられ、実行時に調整できます。 カテゴリ: プラグインが事前に定義されたプラグインを指定していない場合、必須プロパティーです。 初期値: なし |
Requester_agent (文字列) |
要求元エージェントへの絶対パスを指定します。 調整の推奨事項: このプロパティーの値は作成時に割り当てられ、実行時に調整できます。しかし、テスト目的以外で、デフォルトプラグインの Requester_agent プロパティーの調整が必要となることは決してありません。 カテゴリ: 任意 初期値: なし |
Responder_agent (文字列) |
応答側エージェントへの絶対パスを指定します。 調整の推奨事項: 値は作成時に割り当てられ、実行時に調整できます。しかし、テスト目的以外で、デフォルトプラグインの Responder_agent プロパティーの調整が必要となることは決してありません。 カテゴリ: 任意 初期値: なし |
Type (列挙型) |
プラグインのタイプを指定します。primary または backup のいずれかに設定します。 調整の推奨事項: このプロパティーの値は作成時に割り当てられ、実行時に調整できます。 カテゴリ: 必須 初期値: ありません。ただし、ping_plugin という名前が付けられるデフォルトのハートビートを除きます。このプラグインを使用する場合、初期値は backup です。 |