Sun Cluster Geographic Edition 3.1 8/05 ご使用にあたって

クラスタを再起動したあと、有効な保護グループが無効になり、リソースグループが Error 状態になる (6289463)

問題の概要:一次クラスタで保護グループが有効状態にあり、リソースグループが OK の状態にあるとします。この状態で主クラスタを再起動すると、クラスタが立ち上がった時点で保護グループが無効状態になり、リソースグループが Error 状態になります。

対処方法:フェイルバックスイッチオーバーの際には、手順 1a に示されている方法でパートナーシップの同期をとる前に、次のコマンドにより保護グループを無効にする必要があります。


# geopg stop -e Local  protection-group-name
-e Local

コマンドの範囲を指定します

範囲を local と指定すると、ローカルクラスタだけがコマンドの対象となります。

protection-group-name

保護グループの名前を指定します

保護グループがすでに無効になっている場合は、保護グループ内のリソースグループの状態は通常 Error です。状態が Error であるのは、アプリケーションリソースグループが現在管理されていてオフラインであるためです。

保護グループを無効にすると、アプリケーションリソースグループは管理対象でなくなり、Error 状態が解消されます。

完全な手順については、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』「Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 複製を使用するシステム上でフェイルバックスイッチオーバーを実行する」を参照してください。