問題の概要:一次クラスタで保護グループが有効状態にあり、リソースグループが OK の状態にあるとします。この状態で主クラスタを再起動すると、クラスタが立ち上がった時点で保護グループが無効状態になり、リソースグループが Error 状態になります。
対処方法:フェイルバックスイッチオーバーの際には、手順 1a に示されている方法でパートナーシップの同期をとる前に、次のコマンドにより保護グループを無効にする必要があります。
# geopg stop -e Local protection-group-name |
コマンドの範囲を指定します
範囲を local と指定すると、ローカルクラスタだけがコマンドの対象となります。
保護グループの名前を指定します
保護グループがすでに無効になっている場合は、保護グループ内のリソースグループの状態は通常 Error です。状態が Error であるのは、アプリケーションリソースグループが現在管理されていてオフラインであるためです。
保護グループを無効にすると、アプリケーションリソースグループは管理対象でなくなり、Error 状態が解消されます。
完全な手順については、『Sun Cluster Geographic Edition のシステム管理』の「Sun StorEdge Availability Suite 3.2.1 複製を使用するシステム上でフェイルバックスイッチオーバーを実行する」を参照してください。