更新日付: 2006 年 4 月 25 日 |
Sun[tm] Studio 10 リリースノート (Solaris プラットフォーム) |
Sun Studio 10 リリースノート (Solaris プラットフォーム) 最新のインストール情報とソフトウェアの情報を記載したものです。
このリリースノートの情報は、このリリースに付属する各コンポーネントの Readme ファイルの情報よりも優先します。
Readme ファイルは、以下の場所に置かれています。 file:/installation_directory/docs/ja/index.html
デフォルトの installation_directory は /opt/SUNWspro です。
Sun Studio 10 ソフトウェアは、Solaris[tm] オペレーティングシステム (Solaris OS) の SPARC 版および x86 プラットフォーム版にインストールすることができます。(Linux プラットフォームへのインストール方法については、『Sun Studio 10 リリースノート (Linux プラットフォーム)』を参照してください。システム要件を以下に示します。
Solaris SPARC プラットフォーム版 | Solaris x86 プラットフォーム版 | |
オペレーティングシステム | Solaris 8、9、10 | Solaris 8、9、10 |
CPU |
推奨: Sun Blade 750 MHz UltraSPARC III 750 MHz 最小: Ultra 60 450 MHz |
32 ビット開発 (x86 アーキテクチャ) 推奨: Sun Fire B100x Blade Server (AMD Mobile Athlon XP 1800+ 1.53 GHz) Sun Fire V60x Server (Intel Xeon 2.0 GHz) 最小: Pentium III 500 MHz 64 ビット開発 (AMD64 アーキテクチャ) 推奨: Sun Fire V40x Server Sun Java Workstation W2100z Sun Java Workstation W1100z 最小: Sun Fire V20z Server |
メモリー |
推奨: 1 G バイト 最小: 512 M バイト |
|
スワップ領域 |
推奨: 2 G バイト 最小: 1 G バイト |
|
使用ディスク領域 | 製品によって異なります。インストーラ別のディスク容量条件を参照してください。 | |
OS 構成 | 全体ディストリビューション、全体ディストリビューションと OEM サポート、または開発者システムサポート (構成によっては、その他のパッケージのインストールが必要になる場合があります。詳細は、『Solaris インストールガイド』を参照してください)。 | |
J2SE テクノロジ | J2SE 1.4.2_06 テクノロジおよび必須 OS パッチ |
スワップ領域を確認または追加するには、『Sun Studio 10 インストールガイド (Solaris プラットフォーム)』の「システム要件」を参照してください。 このマニュアルは、製品 CD または http://docs.sun.com から参照できます。
Sun Studio 10 (Solaris SPARC プラットフォーム版) ソフトウェアのインストールに必要なディスク容量は 1605 M バイトです。Sun Studio 10 (Solaris x86 プラットフォーム版) ソフトウェアのインストールに必要なディスク容量は約 941 M バイトです。使用するインストーラごとに必要となるディスク容量を以下に示します。
必要なディスク容量の目安 (M バイト) |
||
---|---|---|
インストーラ |
Solaris OS SPARC システム版 | Solaris OS x86 システム版 |
Sun Studio 10 ソフトウェア |
914.2 |
666.3 |
J2SE 1.4.2_06 テクノロジ |
103.8 |
86.3 |
Sun Performance Library ソフトウェア |
580.7 |
183.0 |
他社製ソースコード |
5.4 |
5.4 |
Sun Studio 10 リリースに必要なパッチを示します。
Sun Studio 10 ソフトウェアには、オペレーティングシステムに対するパッチが用意されています。今回のリリースに含まれるコンパイラおよびツールを正しく動作させるには、これらのパッチが必要です。以下の Solaris オペレーティングシステムの必須パッチは、この Sun Studio 10 リリースに付属しています。これらのパッチは、Solaris Web Start インストールツールの「製品の選択」区画で Solaris パッチのデフォルト設定を変更しない限り、自動的にインストールされます。以下の表にある必須パッチ SUNWlibC は、このリリースには含まれていないため、別途ダウンロードしてインストールする必要があります。
Solaris のバージョン | SPARC パッチ番号 | x86 パッチ番号 |
---|---|---|
SUNWlibC |
||
8 (32 ビット) |
108434-18 |
108436-16 |
8 (64 ビット) |
108435-18 |
なし |
9 (32 ビット) |
111711-12 |
111713-09 |
9 (64 ビット) |
111712-12 |
なし |
リンカー |
||
8 (32 ビット) |
109147-27 |
109148-27 |
9 (32 ビット) |
112963-10 |
113986-06 |
SCCS および make |
||
8 (32 ビット) |
111697-04 |
111701-04 |
9 (32 ビット) |
111703-03 |
なし |
アセンブラ |
||
8 (32 ビット) |
114802-02 |
なし |
9 (32 ビット) |
なし |
115114-01 |
libmtsk | ||
8 |
117557-01 |
117558-01 |
9 |
117560-01 |
117559-01 |
X11 6.4.1: Xsun | ||
8 |
108652-83 |
なし |
X11 6.4.1_x86: Xsun | ||
8 |
なし | 108653-72 |
X11 6.6.1: Xsun | ||
9 |
112785-43 |
なし |
X11 6.4.1_x86: Xsun | ||
9 |
なし | 112786-32 |
標本コレクタとパフォーマンスアナライザを正しく動作させるには、Solaris 9 08/03 OS および、Solaris に対応した必須パッチをすべてインストールしてください。http://sunsolve.sun.com で必須パッチの確認とダウンロードができます。
J2SE テクノロジを正しく動作させるには、Solaris オペレーティングシステムのパッチが必要です。これらのパッチは、J2SE インストーラと共に提供されます。
以下の Solaris OS の必須パッチは、J2SE インストーラに含まれています。これらのパッチは、J2SE インストーラの「製品の選択」区画で Solaris パッチのデフォルト設定を変更しない限り、自動的にインストールされます。
注:
/usr
に J2SE 1.3.1 (またはそれ以前の J2SE) をインストールしているシステムに、J2SE 1.4.2_06 を同じ/usr
にインストールする場合は、まずpkgrm
コマンドを使用して J2SE 1.3.1 を削除してください。詳細は、『インストールガイド Java 2 SDK, Standard Edition, Version 1.4.2, Solaris オペレーティングシステム版』 を参照してください。
Solaris のバージョン | SPARC パッチ番号 | x86 パッチ番号 |
---|---|---|
SUNWlibC (libC.so.5) |
||
8 (32 ビット) |
108434-17 |
なし |
8 (64 ビット) |
108435-17 |
なし |
リンカー |
||
8 |
109147-30 |
109148-30 |
カーネルの更新 | ||
8 |
108528-29 |
108529-29 |
X11 6.4.1: Xsun | ||
8 |
108652-83 |
なし |
X11 6.4.1_x86: Xsun | ||
8 |
なし |
108653-72 |
CDE 1.4: dtwm | ||
8 |
108921-21 |
なし |
CDE 1.4_x86: | ||
8 |
なし |
108922-21 |
Motif 1.2.7 および 2.1.1: 実行時ライブラリ | ||
8 |
108940-63 |
なし |
Motif 1.2.7_x86 および 2.1.1_x86: 実行時ライブラリ | ||
8 |
なし |
108941-63 |
iso-1 または | ||
8 |
112003-03 |
なし |
IIIM および X 入出力メソッド | ||
8 |
108773-18 |
108774-18 |
boot.bin、bootconf.exe、bootenv.rc、nbp | ||
8 |
なし |
111307-05 |
/usr/lib/libdhcpagent.so.1 | ||
8 |
111310-01 |
111311-01 |
| ||
8 |
112472-01 |
112473-01 |
/usr/lib/libmtmalloc.so.1 | ||
8 |
111308-05 |
111309-05 |
/kernel/drv/random | ||
8 |
112438-03 |
112439-02 |
/usr/bin/nawk | ||
8 |
111111-04 |
111112-04 |
/usr/bin/fgrep | ||
8 |
112396-02 |
112397-02 |
RBAC 機能 | ||
8 |
110386-03 |
110400-03 |
/kernel/fs/mntfs および /kernel/fs/sparcv9/mntfs | ||
8 |
111023-03 |
111024-03 |
patchadd および patchrm | ||
8 |
108987-13 |
108988-13 |
/usr/kernel/sys/acctctl および /usr/kernel/sys/exacctsys | ||
8 |
108989-02 |
108990-02 |
LDAP2 クライアント、libc、libthread および libnsl ライブラリ | ||
8 |
108993-36 |
108994-32 |
/sbin/init および /usr/sbin/init | ||
8 |
111317-05 |
111318-05 |
/usr/sbin/mount | ||
8 |
113648-03 |
113649-03 |
/sbin/sulogin および /sbin/netstrategy | ||
8 |
115827-01 |
115828-01 |
/sbin/uadmin および /sbin/hostconfig | ||
8 |
116602-01 |
116603-01 |
libresolv.so.2 および in.named | ||
8 |
109326-15 |
なし |
sendmail | ||
8 |
110615-12 |
なし |
OpenGL 1.3: OpenGL Path for Solaris | ||
8、9 (32 ビット) |
113886-22 |
なし |
8、9 (64 ビット) |
113887-22 |
なし |
Viper Library | ||
8 |
なし | 111313-02 |
X11 6.6.1: OWconfig | ||
9 |
113096-03 |
なし |
X11 6.6.1: Xsun | ||
9 |
112785-42 |
なし |
X11 6.6.1_x86 Xsun | ||
9 |
なし | 112786-27 |
Sun Studio 10 リリースのインストーラの新機能とインストールに関する既知の問題について説明します。
batch_installer コマンドおよび uninstaller コマンドを使用することで、最小限の作業でソフトウェア製品をインストール/アンインストールできます。このプログラムの詳細は、『Sun Studio 10 インストールガイド (Solaris プラットフォーム)』 を参照してください。
Forte Developer、Sun ONE Studio、Sun Studio 8、Sun Studio 9 などの旧製品ソフトウェアがすでにインストールされている場合は、インストールの指示に従い、必ず別のディレクトリに Sun Studio 10 ソフトウェアをインストールしてください。これらの製品を同じディレクトリにインストールすると、パッケージをアンインストールする場合に、アンインストーラが誤って別のリリースのパッケージをアンインストールしてしまう可能性があります。
Sun Studio 10 Early Access、Sun Studio 10 Customer Acceptance ソフトウェアのいずれかがすでにインストールされている場合は、Sun Studio 10 ソフトウェアをインストールする前にこれらをアンインストールしてください。
Solaris オペレーティングシステムに対するパッチのインストール中に割り込みを実行すると、そのパッチは削除されます。Web Start インストールツールが Solaris オペレーティングシステムに対するパッチを追加している間は「中止」ボタンをクリックしないでください。
Solaris 9 OS で、インストーラを Java 2 Platform, Standard Edition v1.2.2 (J2SE) を使用して実行する場合、詳細ボタンをクリックして表示されるダイアログボックスの「了解」ボタンが表示されません。回避策:
ダイアログボックスのサイズを調節して「了解」ボタンを表示させてください。
Sun Performance Library または他社製ソース配布ソフトウェアをインストールする場合には、必ず Sun Studio 10 コンポーネントと同じディレクトリにインストールしてください。
インストールウィザードの「ロケールの選択」パネルでは、必ず「英語 [en]」を選択したままにして「次へ」をクリックしてください。 「英語 [en]」には、基本となるすべてのプログラムが含まれます。 「日本語[ja]」、「中国語 [zh]」については、それぞれの言語固有のファイルをインストールする必要がある場合に選択してください。 日本語環境に日本語化されたモジュールをインストールする場合には、「英語 [en]」、「日本語 [ja]」の 2 つが選択された状態で「次へ」をクリックします。
Sun Studio 10 ソフトウェアを、バッチインストールプログラムの -R オプションを使用し、以下の手順で NFS マウントされたディレクトリにインストールした場合、pkginfo ファイルに正しい情報が保存されません。
- Solaris 10 上に存在する製品のインストーラを、NFS を使用して共有。
- Solaris 8 または Solaris 9 を実行中のマシンから、上記のディレクトリをマウント。
- バッチインストールプログラムを -R 指定して実行し、Solaris 10 が実行しているマシンの NFS ファイルシステムにインストール。
回避策:
リモート表示を使用して Sun Studio 10 を NFS マウントされたディレクトリにインストールする場合には、必ず表示されるコンピュータとインストールプログラムが存在するコンピューターの Solaris OS のバージョンを同一のものにしてください。
Sun Studio ソフトウェアのインストールに使用する root (スーパーユーザー) アカウントには、その PATH 環境変数に Java 2 実行時環境 (JRE) を設定する必要があります。PATH 環境変数に JRE が設定されているかどうかを確認するには、以下を入力します。which javaJRE ソフトウェアは、http://java.sun.com/j2se/1.4.2/download.html でダウンロードすることができます。
バッチインストールプログラムを使用して Sun Studio ソフトウェアをインストールする場合は、各製品の tar ファイルをそれぞれ別のディレクトリに展開する必要があります。
ファックスまたは郵送で Sun Studio 10 製品を登録できる「登録」ウイザードのフォームに、ファックス番号、送り先の住所が含まれていません。製品登録のための国際ファックス番号は、512-434-1548 (米国)です。郵便の宛先は以下のとおりです。Sun Microsystems, Inc.
Attn:Sun Developer Tools Product Registration
P.O. Box 201688
Austin, TX 78720-9783
United States of America
Sun Studio 10 統合開発環境 (IDE) を使用する前に、必ず IDE の Readme を参照してください。 この Readme は、installation_directory/docs/ja/index.html からアクセスできます。デフォルトの installation_directory は /opt/SUNWspro です。
以下のような IDE の設定方法に関する重要な情報が含まれています。
- 製品のサーバーベースコンポーネント用インストールディレクトリのマウント
- Java 2 Platform Standard Edition v1.4.2_06 (J2SE) のインストールの確認
$PATH
環境変数へのインストールディレクトリの追加
IDE を起動する方法は以下のとおりです。
- /installation_directory/bin が $PATH 環境変数に含まれており、Forte Developer、Sun ONE Studio、Sun Studio ソフトウェアなどの旧製品よりも前に指定されていることを確認します。
- 以下のコマンドを入力します。
sunstudio &sunstudio コマンドおよび引数についての詳細は、sunstudio(1) のマニュアルページを参照してください。このマニュアルページを表示するには、 /installation_directory/man を $MANPATH 環境変数に含める必要があります。
Java プログラムのデバッグセッションを開始する前に、「ツール」>「Java 言語サポート」を選択して Java 言語サポートを有効にしてください。デバッグセッションが完了するまでは、常に有効にしておいてください。
デバッグセッションの進行中に Java 言語サポートの有効、無効を切り替えると、以下のような問題が発生します。
- 「デバッガ」ビューにデータや情報が表示されなくなる
- 「出力」ウィンドウに複数のタブが表示される
Sun Studio 10 には、外部エディタ GVIM、XEmacs に関するいくつかの判明している問題があります。
- C ロケールで Sun Studio IDE から GVIM を起動した場合、マルチバイト文字を含むファイルは正しく表示されません。ファイル内のマルチバイト文字は、疑問符に置き換えられます。
- C ロケールで Sun Studio IDE から XEmacs を起動した場合、マルチバイト文字を含むファイルは正しく表示されません。ファイル内のマルチバイト文字は、疑問符に置き換えられます。
- 中国語 (zh) ロケールで Sun Studio IDE から GVIM を起動した場合、「編集」>「検索」または「編集」>「検索して置換」を選択すると GVIM は動作が停止します。
- 日本語 (ja) ロケールで Sun Studio IDE から GVIM を起動してブレークポイントを設定した場合、ソースファイルの強調表示は正しく行われません。
- 日本語 (ja) または中国語 (zh) ロケールで GVIM を実行した場合、GVIM はマルチバイト文字を他の文字列で上書きしてしまうため、マルチバイトの内容を保存することができません。
以下に示す機能は、今後リリースされる Sun Studio ソフトウェアではサポートされなくなる予定です。
dbx コマンド行デバッガの adb コマンド (adb-style コマンドの実行または adb モードの設定を行う) は、今後の Sun Studio リリースでは削除される予定です。
Sun Studio 10 のマニュアルについての情報を示します。このリリースノートの情報は、他のすべてのマニュアルの情報よりも優先します。
Sun Studio 10 の本リリースには、以下のマニュアル類が含まれています。
- オンラインヘルプ。IDE の「ヘルプ」メニューからアクセスできます。 IDE の各コンポーネントの使用方法について説明しています。
- Readme。新機能、パフォーマンス強化、問題と回避策、Sun Studio 10 リリースでのソフトウェアの修正事項について説明しています。
HTML 形式の Readme ファイルは、ローカルシステムまたはネットワーク上の file:/installation_directory/docs/ja/index.html にあるマニュアルの索引ページからアクセスできます。
- マニュアルページ。 ユーザーコマンド、ライブラリインタフェースおよび関数、システムコール、ファイル形式について説明しているオンラインのリファレンスマニュアルページです。コマンドの構文、使用法、関連コマンドへのポインタ、追加の参考情報が含まれています。
HTML 形式のマニュアルページは、ローカルシステムまたはネットワーク上の file:/installation_directory/docs/ja/index.html にあるマニュアルの索引ページからアクセスできます。
- Sun Studio 10 マニュアル
docs.sun.com にある PDF 形式または HTML 形式の Sun Studio 10 のマニュアルには、file:/installation_directory/docs/ja/index.html にあるマニュアルの索引ページからアクセスできます。
PDF 形式の製品マニュアルを表示するには、Adobe® Acrobat Reader ソフトウェアが必要です。このソフトウェアをダウンロードするには、http://www.adobe.co.jp/products/acrobat/readstep.html を参照してください。
Fortran 95 readme の「はじめに」の節には、以下の文があります。Early Access リリースの製品マニュアルが完全に更新されていません。詳細および最新情報は、下記の URL の共用の Readme をお読みください。
この文は無視してください。この製品の最終の製品版には当てはまりません。
現在確認されている、国際化および日本語化に関する情報および問題点を説明します。
日本語環境では、C++ の一部のヒントメッセージが出力されません。(バグ ID: 4366609)
examine コマンドでマルチバイト文字列を 'W' を使用して表示すると、最初の 1 文字しか表示されません。 (バグ ID:4662067)
ヘルプの内容を印刷することができません。印刷ダイアログが正しく表示されない、もしくは印刷ダイアログが表示された状態で、IDE が応答しなくなる場合があります。(バグ ID: 5070729)
外部エディタとして GVIM を選択した場合、日本語を含むファイルを正しく保存することができません。(バグ ID:4985433)
外部エディタとして XEmacs を選択した場合、ja_JP.PCK および ja_JP.UTF-8 環境では日本語~を含むファイルを正しく保存することができません。 (バグ ID:4950716)
次のコマンド行コンポーネントを ja_JP.PCK ロケール上で使用することができます。
C コンパイラ dbx dmake
制限事項
すべてのツールにおいて、ファイル名およびディレクトリ名に PC 漢字 (シフト JIS ) コード~を使用した場合の動作は保証されません。
PC 漢字 (シフト JIS) 文字列を、コメントまたは文字リテラルとして直接 C のソースコード中に埋め込んで使用する場合には、以下のように -xcsi オプション付きでコンパイルする必要が~あります。
% cc -xcsi sjis_src.cこのオプションは、構文解析部で文字リテラルをバイト単位ではなく文字単位で扱うためのものです。従ってソース中に PC 漢字 (シフト JIS) 文字列が使われていない場合は使用する必要はありません。また、このオプションは C コンパイラで PC 漢字文字列を扱うための一時的な解~決法で、将来のリリースでのこのオプションのサポートは保証されません。
C コンパイラでは、コメントおよび文字リテラル以外で PC 漢字 (シフト JIS) コードを使用した場合の動作は保証されません。
C コンパイラで -xcsi オプションを使用した場合は、コンパイル時間が多少長くなります。lint コマンドの制限事項
lint コマンドは ja_JP.PCK ロケールに対応していないため、ソースコード中に PC 漢字 (シフト JIS) 文字列が使用されているとエラーが発生する場合があります。その場合には、C コンパイラの -v オプションを使用してください。
% cc -xcsi -v test_prog.cja_JP.PCK ロケール上での既知の問題
dbx の以下のコマンドで、PC 漢字 (シフト JIS) 文字の 2 バイト目が \ (0x5c) になるような文字を引数に使用すると正しく動作しません。
debug, dalias, file, check, clear, collector, files, fix, line, loadobject, assign, dbxenv, source, trace, run, rerun, runargs, call, bsearch, search (バグ ID: 4262961)
dbx の以下のコマンドで、PC 漢字 (シフト JIS) 文字の 2 バイト目が { (0x7b) または | (0x7c) になるような文字を引数に使用すると正しく動作しません。
runargs, run, debug, dalias, file, clear, collector, fix, line, loadobject, dbxenv, source (バグ ID: 4700248, 4699574)
dbx の list、bsearch、search コマンドで、いくつかの半角カナ文字を引数に使用すると正しく動作しません。(バグ ID: 4263317)
ja_JP.PCK ロケール上で、外部エディタとして GVIM を使用した場合、GVIM のメニューで日本語が正しく表示されません。
次のコンポーネントを ja_JP.UTF-8 ロケール上で使用することができます。
C コンパイラ C++ コンパイラ (Tools.h++, STL を除く) dbx dmake ja_JP.UTF-8 ロケール上での制限事項
すべてのツールにおいて、ファイル名およびディレクトリ名にUTF-8 文字コードを使用した場合の動作は保証されません。
C++ Tools.h++ ライブラリ、標準ライブラリにおける UTF-8 文字の使用は保証されていません 。
Copyright © 2006 Sun Microsystems, Inc., 4150 Network Circle, Santa Clara, California 95054, U.S.A. All rights reserved.
U.S. Government Rights - Commercial software.Government users are subject to the Sun Microsystems, Inc. standard license agreement and applicable provisions of the FAR and its supplements.Use is subject to license terms.
この製品には第三者によって開発された成果物が含まれている場合があります。本製品の 一部は、カリフォルニア大学からライセンスされている Berkeley BSD システムに基づい ていることがあります。UNIX は、X/Open Company Limited が独占的にライセンスしてい る米国ならびに他の国における登録商標です。フォントテクノロジを含むサードパーティ 製のソフトウェアの著作権およびライセンスは、Sun Microsystems, Inc. のサプライヤ が保有しています。
Sun、Sun Microsystems、Sun のロゴ、Java、JavaHelp、docs.sun.com、および Solaris は、米国および他の各国における Sun Microsystems, Inc. の商標または登録商標です。 すべての SPARC の商標はライセンス規定に従って使用されており、米国および他の各国 における SPARC International, Inc. の商標または登録商標です。SPARC の商標を持つ 製品は、Sun Microsystems, Inc. によって開発されたアーキテクチャに基づいています 。
本製品はライセンス規定に従って配布され、本製品の使用、コピー、配布、逆コンパイル には制限があります。本製品のいかなる部分も、その形態および方法を問わず、Sun Micr osystems, Inc. およびそのライセンサーの事前の書面による許可なく複製することを禁 じます。
本製品は、米国輸出管理法の対象となっています。また、他国においても輸出入管理法規 の対象となっている場合があります。お客様は、それらのすべての法令および規制を厳守 することに同意し、納品後に輸出、再輸出、または輸入の許可が必要となった場合には、 お客様にそれらを取得する責任があるものとします。本製品を米国輸出規制法に指定され ている各国または団体に提供することを禁じます。お客様は、本ソフトウェアが、核施設 の設計、建設、運転または保守で使用するように設計、ライセンス、および意図されてい ないことを認識するものとします。Sun Microsystems, Inc. は、そのような目的の適合 性に関して、明示的、黙示的を問わずいかなる保証も致しません。
本書は、「現状のまま」をベースとして提供され、商品性、特定目的への適合性または第 三者の権利の非侵害の黙示の保証を含み、明示的であるか黙示的であるかを問わず、あら ゆる説明および保証は、法的に無効である限り、拒否されるものとします。