dbx コマンドによるデバッグ

起動属性の設定

pathmap

デフォルトでは、dbx はプログラムがコンパイルされたディレクトリに、デバッグ中のプログラムに関連するソースファイルがないかを探します。ソースファイルまたはオブジェクトファイルがそのディレクトリにないか、または使用中のマシンが同じパス名を使用していない場合は、dbx にその場所を知らせる必要があります。

ソースファイルまたはオブジェクトファイルを移動した場合は、その新しい位置を検索パスに追加できます。pathmap コマンドは、ファイルシステムの現在のディレクトリと実行可能イメージ内の名前とのマッピングを作成します。このマッピングは、ソースパスとオブジェクトファイルパスに適用されます。

一般的なパスマップは、各自の .dbxrc ファイルに追加する必要があります。

ディレクトリ from から ディレクトリ to への新しいマッピングを確立するには、次のように入力します。


(dbx) pathmap [ -c ] from to

-c を使用すると、マッピングは現在の作業ディレクトリにも適用されます。

pathmap コマンドは、ホストによってベースパスの異なる、自動マウントされた明示的な NFS マウントファイルシステムを扱う場合にも役立ちます。現在の作業ディレクトリが自動マウントされたファイルシステムで不正確なオートマウンタが原因で起こる問題を解決する場合は、-c を使用してください。

/tmp_mnt/ のマッピングはデフォルトで存在します。

dbxenv

dbxenv コマンドを使用すると、dbx カスタマイズ変数を表示または設定できます。dbxenv の値は、各自の .dbxrc ファイルに入れることによってカスタマイズします。変数を表示するには、次のように入力します。


dbxenv

dbx 環境変数は設定することもできます。これらの変数の設定方法について詳しくは、第 2 章「dbx のカスタマイズ」を参照してください。

alias

kalias または dalias コマンドを使用して、独自の dbx コマンドを作成することができます。